子供の家での過ごし方に関する実態と意識を調査(子供・親対象) 

2014年03月18日
東京ガス都市生活研究所は、都市生活レポート「家で子供が過ごす部屋~子供の過ごし方と親子それぞれの意識~」を発行。

住宅購入時には子供のための部屋を用意しておく家庭が多い中、各年齢の子供達は実際にはどのように家で過ごしているのか、その過ごし方に対して本人や親はどのように感じているのか。また、親子関係は子供の年齢によりどのように異なるのか。小学生から高校生までの子供自身とその親を対象とし、家での過ごし方に関する実態と意識を調査、分析しました。

【調査結果のポイント】

■子供が過ごす部屋として、『自分の部屋』が年齢と共に増加。

・年齢が上がるにつれて個室を持つ子が増え、高校生ではほとんどが個室を持つ。

・個室を持つようになると、年齢と共に自分の部屋にいる時間や行うことが増え、自分の部屋で寝るようになっていく。ただし、一部中高生では母親と寝る子が存在する。


■子供が「くつろいで過ごす部屋」「居心地が良い部屋」は、自分の部屋よりリビング。勉強や就寝をしたい場所は、必ずしも『自分の部屋』ではない。

・子供の年齢に関わらず、家ではリビングでくつろいで過ごすことが多く、居心地が良いのは自分の部屋よりもリビングである。

・勉強しやすい場所として、小学生はリビング・ダイニングをあげる。中高生では自分の部屋が増えるが、リビング・ダイニングを好む子供も少なくない。中高生になると、「自宅外」も勉強しやすい場所としてあげられ、必ずしも自分の部屋が勉強しやすいわけではない。

・就寝については、「ひとりで寝たい」子供が年齢と共に増えるが、自分の部屋があっても親や兄弟と一緒に寝たい子は多い。


■リビングが好まれるのは、家族一緒にいることを好む親子双方の意識から。昔に比べて親子関係が子供中心で、親子が対等になっている影響と思われる。

・子供は親に勉強を見てもらったり、一緒に寝ることをうれしいと感じており、親は子の年齢に関わらず、子供との会話を増やしたいと考えている。親子双方が「家族で過ごす時間」が好きである。

・親は、「昔に比べて親子が対等で距離が近くなっている」と感じている。子供がリビングで過ごすことを好み、家族一緒にリビングで過ごすことが多くなっている現状は、このような親子関係と関わりがあると考えられる。


■子供の部屋は、「荷物がまとまる」「ひとりになれる」場所

・過ごす部屋はリビングだが、自分の部屋が不要なわけではない。子供にとっては「ひとりになれる場所」として、親にとっては「子供の荷物がまとまり、管理を任せられる場所」として価値がある。

・家族と一緒に過ごす部屋はリビング。子供部屋は「荷物を置く、眠る」といった、いわゆる「寝室」としての意味合いが強くなっている。



【調査概要】
■定量調査
調査時期:2013年7月
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県在住 小学生~高校生男女とその父親・母親
回答者数:1,664組(親子セットで回答)

■定性調査
調査時期:2013年7月
調査方法:訪問デプスインタビュー、会場デプスインタビュー
調査対象:一都三県在住 小学生~高校生男女とその母親
回答者数:訪問15組、会場1組 計16組

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[東京ガス]
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