スマートフォン・タブレットの世界市場に関する調査 2014 

2014年03月14日
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて世界のスマートフォン、タブレット市場に関する調査を実施した。

【調査結果サマリー】

◆ 2013年の世界のスマートフォン出荷台数は10億8,821万台、新興国市場拡大へ
2013年の世界のスマートフォンは10億8,821万台だった。携帯電話市場は新興国を中心に高速・大容量の通信インフラ整備が進んでいることもあり、スマートフォンの出荷台数は高水準で推移した。2014年の世界のスマートフォン出荷台数は13億4,188万台を予測する。先進国市場では需要が一巡しているが、今後の市場拡大は新興国が中心となる見通しである。

◆ 今後のスマートフォンの世界市場はローエンドとハイエンドの二極化へ、ディスプレイサイズは5インチクラスがさらに拡大
これまでは先進国におけるハイエンド製品が主体であったが、同需要の一巡する2014年以降、新興国を中心にローエンド製品の出荷が世界市場を牽引する見通しである。また、ディスプレイサイズ別では2013年の5インチクラスの出荷台数が5億2,216万台と最も多く、ディスプレイ大型化の流れを受け、今後も5インチクラスの出荷台数は更なる拡大が見込まれている。

◆ 2013年の世界のタブレット出荷台数は2億2,090万台、今後も拡大傾向を予測
2013年の世界のタブレット出荷台数は2億2,090万台だった。ディスプレイサイズ別では7インチクラス8,925万台、8インチクラス7,805万台が大半を占め、これまで主流だった10インチクラスは前年実績を割り込んだ。2014年の世界出荷台数は3億290万台を予測する。今後は、当面7インチ、8インチが主流になりつつ、10インチクラス、11インチ以上の大型ディスプレイを搭載した製品も法人向けやモバイルノートパソコンの買い替え、買い増し需要によって増加するものと考える。


【調査概要】
調査期間:2013年6月~2014年2月
調査対象:携帯電話・スマートフォンメーカー、半導体メーカー、通信事業者、関連業界団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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