新生活向け家電のお買い得時期調査 

2014年03月13日
オークファンは、春の新生活向け家電のお買い得時期を明らかにすべく、「ヤフオク!」上での取引動向の調査を行いました。本調査では、当社サービスの「オークファンプロ」を使用して、主要生活家電5種類(電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器、掃除機、洗濯機)の、2011年2月から2014年1月までにおける落札額・落札数・平均落札額の3項目について調査。

【調査サマリー】

1 電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器、洗濯機は3月に取引が活発になる。

2 冷蔵庫は7月にも取引が活発になるが、容量が200L未満の小型のものは3月の方がよく取引される。

3 掃除機は大掃除のために取引されることが多く、3月よりも12月が取引の最盛期となる。



今回の調査対象となった家電は掃除機を除き、3月に取引が活発化する傾向があります。 全体的に他の月と比較して2割程度総落札数が増加しています。

平均落札価格をみると3月に特に高くなっているという傾向はありません。2013年の平均落札価格を追うと、3月の平均落札額は2013年を通じた平均落札額より低いという結果になっています。出品数が1,2番目に多い月ということで一つの商品に入札が集中することなく適度に分散されていることが要因だと考えられます。

これらの点から3月は欲しい商品が見つかる可能性も高く、手ごろな価格で落札もできるという意味で、オークションで家電を買うには良い時期と言えそうです。

冷蔵庫の取引の特徴は、総落札数でのピークが年2回ある点です。他の家電と同様3月に取引が活発になっているだけでなく7月にも多くの落札があります。食品が傷みやすくなったり、冷たいものが欲しくなったりということからも需要が増えています。平均価格の動向をみると7月はオークションの盛り上がりもあり、比較的高い値がついていますが、3月は取引件数が多いにもかかわらず低めとなっています。(2013年平均14,145円、3月平均12,690円、7月13,621円)。特に出品数が少ないわけではありませんが11月、12月に平均落札額が高くなっています。3月に平均落札価格が低めとなるのは、新生活で引っ越す際に売りに出す人がいて、供給が夏よりも確保されやすいことが原因だと推測できます。また、収納容量によって取引に差があります。一人暮らしに向いている比較的容量の小さい100L以上200L未満のものは3月に総落札数が多い傾向にあります。(100L以上200Lの総落札数は3月に1,601件、7月に1,400件、それ以外100L未満もしくは200L以上の合計は3月1,735件、7月1,986件となっています。)

ECサイトや家電量販店ではよく新生活準備コーナーで見かける掃除機ですが、こちらは3月に取引が活発化することは特別ありません。代わりに12月に取引が活発化しており、大掃除のために落札されているものと考えられます。2013年は年平均で月あたり8,106件なのに対し、12月は9,620件となっております。但し出品数は3月が2番目に多くなっており、出品するタイミングが重要ということを示唆しています。また、日々の掃除が主な用途であるロボット型掃除機は大きな季節的要因がないことも特徴です。

また、4月は消費税増税が控えておりますが、オークションの個人間取引には消費税がかからないため、今回調査した家電を含め、オークションで購入するユーザーが増加する可能性があるため、今後の消費動向が注目されます。


【調査概要】
調査期間:2011年2月~2014年1月
調査ツール:オークファンプロ
調査対象項目:落札額、落札数、平均落札額
調査対象商品:主要生活家電5種類(電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器、掃除機、洗濯機)
調査対象オークション :Yahoo!オークション

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