未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査 

2014年03月10日
デジタルアーツは、ネット依存アドバイザーの遠藤美季氏監修の下、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小・中・高校生男女618名、及び未就学児から18歳の子どもを持つ保護者層624名、合計1,242名を対象とした、第5弾となる利用実態調査を実施。

【調査結果】

■未成年の携帯電話・スマートフォンの所有率とフィルタリング使用率、使用時間について

・何らかの携帯電話を持つ未成年者(10歳~18歳)のスマートフォン所有率は60.4%と半年で10%上昇。小学生(10歳~12歳)は37.9%、中学生は55.3%、高校生は87.9%で、特に女子高校生は95.1%と最も高い所有率。

・全体のフィルタリング使用率は30.9%で、スマートフォン所有者は32.2%、スマートフォン非所有者は29.0%。

・1日の使用時間では、小中学生は1時間未満、高校生になると約3割が3~6時間未満が多い。また、スマートフォン所有者は長時間に渡り使用する傾向が見られる。


■インターネット接続可能な携帯端末の所有と使用実態

・未成年者全体の38.7%が自分専用のインターネット接続可能な携帯端末を所有。その内訳は、「ノートPC」54.0%、「携帯ゲーム機」42.3%、「携帯音楽プレーヤー」37.2%、「タブレット端末」29.7%、「契約の切れた中古のスマートフォン」5.4%。

・「携帯音楽プレーヤー」では音楽を聴く以外に、「インターネットをする」52.8%、「PV・動画を見る」51.7%、「ゲームをする」36.0%、「カメラ撮影する」32.6%、「LINE等のコミュニケーションアプリやサイトを使用する」24.7%。

・「携帯ゲーム機」ではゲームをする以外に、「インターネットをする」30.7%、「PV・動画を見る」13.9%、「カメラ撮影する」13.9%、「音楽を聴く」12.9%。

・フィルタリング使用率は「タブレット端末」25.4%、「ノートPC」23.3%、「携帯ゲーム機」17.8%、「携帯音楽プレーヤー」14.6%。


■携帯電話・スマートフォンの使用を始めてからの変化や使い過ぎ対策、注意を受けた経験

・未成年者全体の23.9%が「使い過ぎ」と注意を受けた経験があり、対策として気をつけていることは「歩く時はいじらない」39.1%、「自転車を運転する時はいじらない」35.3%、「人と一緒にいる時はいじらない」29.3%。

・未成年者全体で、「現時点で気分が落ち込むことがある」と回答したのは26.7%、「止めたくても止められず苦しい思いをしたことがある」のは21.5%。女子高校生とスマートフォン所有者は両方とも高い傾向あり。

・未就学児の保護者層と高校生が、他人の“ながらスマホ”の行為に寛容で、自分自身も同様の行為をする傾向あり。また、スマートフォン所有者も非所有者より寛容度が高い。

・親子ともに「携帯電話/スマートフォンのない生活は考えられない」と2人に1人が回答。女子高校生は70.9%、スマートフォン所有者は62.7%とやや高い。


■ネット上の友達との交友関係


・ネット上の友達とリアルで会いたい/会ったことがあると回答したのは、未成年者全体で38.5%、男子小学生で24.4%、女子小学生で25.0%、女子高校生は56.6%。


【調査概要】
・調査対象:何らかの携帯電話・スマートフォンを持つ全国の10歳から18歳の男女及び全国の未就学児から18歳の子どもを持つ保護者
・調査期間:2014年2月17日(月)~2月18日(火)
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:1,242サンプル(未成年者:618サンプル、保護者:624サンプル)

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