マンションでの地震対策に関する調査 

2014年03月06日
つなぐネットコミュニケーションズは、同社の運営するマンション居住者のための情報サイト「マンション・ラボ」を活用し、マンション・ラボ リサーチ会員(以下 会員)のうち、一都三県と東北に住む会員を対象に、マンションでの地震対策に関する調査を実施しました。

【調査結果】

今回のアンケートでは自宅マンションで避難生活を送ることを想定しているにも関わらず、家具固定を行っていない人が多く、家族の安否に不安を感じながらも対策している人は少ない、という結果となりました。

マンション全体での対策についても、備蓄食料や備蓄品に加え、災害時に必要な名簿や防災マニュアルなどの備えの有無について、「わからない」と回答した方が多く、マンション全体での情報共有がさらに必要であることがわかりました。

【調査結果抜粋】

(自助編)

マンション住民の8割弱が、地震発生後「自宅マンションで生活すると思う」と回答
「地震が発生した場合、どこで生活すると思いますか?」という質問には、77%が「自宅に留まって生活すると思う」と回答。一方、避難所で生活すると答えた人は9%に留まりました。

自宅に留まるために重要な家具固定、行っていない人が半数以上に。理由は「面倒くさい」「必要ない」が多数
家具の固定は、「している」が48.9%、「していない」が51.1%という結果に。していない理由は、「面倒くさい」が32.2%、「特に必要性を感じない」が25%となりました。家具固定の重要性を啓蒙することや、手軽にできる製品やサポートが今後必要だと思われます。

大地震が発生してもっとも不安な点は、「家族の安否」。しかし安否確認に必要な取り組みが不十分な結果に
大地震発生時に不安な点として、「家族の安否」という回答が最も多い結果となりました。次いで、「マンションの倒壊や損壊」「自宅での被災生活」「自宅内の家具や設備の被害」が多い結果に。一方、災害発生後の家族の集合場所や連絡方法については、60%以上の人が「決めていない」と回答。不安に感じながらも、具体的な対策には至っていない現状が明らかとなりました。

(共助編)

回答者の約6割が、防災訓練に未参加。しかし訓練参加の意欲は高い
6割の方が「防災訓練に参加したことがない」と回答。ただ、未参加者のうち58%が「今後参加したい」と回答しています。多くの住民に参加してもらえるような訓練を検討していく必要があると思われます。

マンション全体での地震対策については、「わからない」住民が多い結果に
マンション全体での地震対策として、「防災備蓄食料の備え」「防災備蓄品の備え」「災害時用の名簿の備え」 「防災マニュアルの準備」について、それぞれどの程度把握しているかを質問したところ、「用意されているかわからない」という回答が多い結果に。マンション全体への周知不足があらためて浮き彫りとなりました。

マンション内でいざという時に助け合える友人・知人は、6割が「いない」と回答
実際に助け合える友人・知人がいる人は4割に達しない結果に。あらためて、マンション内で協力して助け合える「コミュニティ」づくりを行う、あるいは支援する必要性があることがわかりました。


【調査概要】
・調査名:マンション地震防災大調査アンケート
・調査方法:「マンション・ラボ」を活用したインターネット調査
・実施期間:2014年1月17日(金)~1月22日(水)
・調査対象:マンション・ラボ リサーチ会員(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と東北地域に住む会員が対象)
・サンプル数:2,761名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[つなぐネットコミュニケーションズ]
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