「就職人気企業ランキング」調査 

2014年02月27日
楽天が運営する、「みんなの就職活動日記」は、2015年卒業予定の学生を対象に調査した『就職人気企業ランキング』を、発表。

今回の調査は、2013年9月26日から2014年1月24日にかけて、「みん就」に登録する2015年卒業予定の学生会員を対象に、インターネットとみん就主催の就職フォーラム会場でアンケートを実施し、6,891人から回答を得ました。本調査は、ノミネート企業約600社のうち、志望度の高い上位5社を選択し、それぞれの理由を「仕事の魅力」「会社の魅力」「雇用の魅力」「社会的責任の魅力」「採用活動の魅力」の5つの観点から選んだものを集計している点が特徴です。また、今回は従来の属性別や業界別ランキングに留まらず、学生の志向や企業の新卒採用活動がどのように影響しているのかを考察するため、ランキング投票時に追加のアンケートを実施しました。そのアンケートをもとにしたクロス集計により、新たな切り口でのランキングを作成しました。

<2015年新卒学生 就職人気企業ランキング概要>

【総合ランキング】
■トラベル・航空・レジャー系の企業が上位に多くランクイン
1位に全日本空輸、2位に電通、3位にJTBグループと、毎年のランキングの常連とも言える企業が名を連ねた。また、全日本空輸、JTBグループに続き、4位に日本航空、8位にオリエンタルランドと、トラベル・航空・レジャー系の企業が多くランクインした。

【属性別ランキング】
■話題の「理系女子」には女性の感性を生かせる企業が人気
属性別にみると、文系・男子では上位15位までに総合商社が4社、都銀・信託が4社ランクインし、商社や銀行の根強い人気をうかがわせる。理系・男子では、メーカーが上位を占め、学んだ技術を生かしたいというモノづくりへのこだわりが現れているといえる。また、昨今話題の「理系女子」のランキングでは1位に味の素、2位に資生堂、3位に花王と、自身の専攻科目に加え、女性の感性を生かせることができる企業に人気が集まっている。一方で、従来男子にとって人気の企業である電通や日立製作所が上位に躍進しており、理系女子をターゲットに採用活動を展開したことが功を奏した結果が見てとれる。

【アンケート集計によるランキング】(※)
■インターンシップに参加した学生が支持した企業
学生との早期からのコミュニケーションがカギ
インターンシップに2社以上参加したと答えた、就職活動に意欲的といえる学生が支持した企業ランキングでは、1位に野村総合研究所、2位にパソナグループ、3位にアクセンチュア、4位にユニリーバ・ジャパン、5位に第一生命保険と、インターンシップ実施も含め、早期に学生との積極的なコミュニケーションを図った企業が名を連ねた。

■社長になりたい学生が多く志望する企業
トップ3を総合商社が独占
入社後、何を目指しますか」の問いに対し、「社長を目指し意思決定を担うTOPになる」と答えた学生が志望する企業ランキングでは、1位から3位が三井物産、丸紅、三菱商事、5位に住友商事、6位に伊藤忠商事と、総合商社が上位を独占する結果となった。

■事業責任者を目指す学生が多く志望する企業
メーカー、インフラ系の企業が上位にランクイン
「入社後、何を目指しますか」の問いに対し「専門領域を極め事業責任者まではなる」と答えた学生が志望する企業ランキングでは、トヨタ自動車や川崎重工業などメーカーに加え、成田国際空港、西日本旅客鉄道など、インフラ系の企業も上位に多くランクインした。

■先輩に薦められた企業
業界を代表する企業がランクイン
自分の志望企業を先輩に薦められたかどうかのアンケートをもとに集計したランキングでは、1位 東京海上日動火災、2位 横浜銀行、3位 三菱東京UFJ銀行、4位 パソナグループ、5位 三菱商事と、業界を代表する企業がランクインした。

(※)集計方法は各企業を志望する学生のうち、それぞれのアンケート項目に回答した人の割合を調べ、高い順にランキングした。(総合順位100位以内の企業に限る)

【魅力別ランキング】
「企業のどこに魅力を感じたのか?」という視点からも意見を聞き、学生の志向性を分析した。
採用活動における各企業の姿勢もランキングに大きく影響し、「セミナー・説明会での説明が詳細でわかりやすかった」というテーマでは、アフラックが2年連続で1位になっている。「一般社員と接して好感が持てた」というテーマでは住友商事が1 位となり、続いて野村総合研究所、三菱商事、東京海上日動火災となった。後者の3社については前述のインターンシップ参加学生、先輩に薦められた企業のランキングにも名を連ねており、企業の採用活動が多面的に学生に評価された結果といえる。また「経営者・ビジョンに共感」のテーマではTAKAMI BRIDAL、Plan Do See、ノバレーゼとブライダル企業が独占した。この3社は「女性活用の姿勢が強い」というテーマでも同様に3位までを占めた。


【調査概要】
・調査主体:みんなの就職活動日記
・調査期間:2013年9月26日から2014年1月24日
・調査対象:2015年卒業予定登録学生会員
・総回答人数:6,891人
・調査方法:「みんなの就職活動日記」上でのWebアンケートおよび、みんなの就職活動日記主催の就職会場での紙のアンケートを集計

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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