金属3Dプリンター市場の調査 

2014年02月26日
アクトプローブでは金属3Dプリンター(金属積層造型)に関して、装置、材料及び、サービスビューロについての市場調査及び分析を行った。

金属3Dプリンター装置(金属積層造型装置)のワールドワイド市場規模は2013年、数量ベースで120台(累計945台)となった。市場予測については市場が黎明期であり市場環境の変動リスクが大きいことから、2つのケースを想定した分析を行った。

最初のケース“Case1”では装置の性能、コスト、造型材料のバリエーションが現行装置と大きく変化しないと仮定した場合であり、この場合はこれまでと同じく医療、航空機需要を中心にして潜在市場の開拓によって市場は一定の拡大が期待できる。結果、装置の出荷台数は2020年に2013年の約2倍の235台、出荷金額は268億円まで拡大すると見込まれる。

また、もう一つのケース“Case2”では装置の造型速度が現行に比べて50%近くアップし、尚かつ装置コストが20%以上ダウンした場合で、この場合は装置の出荷台数は2020年に2013年の約2.4倍の285台、出荷金額は325億円まで拡大すると見込まれる。

一方、造型材料についてのワールドワイドの市場規模は2013年、数量ベースで93トンであった。造型材料の市場予測については装置の出荷数量にリンクすることを考慮し、こちらも“Case1”と“Case2”の2つのケースを想定した分析を行った。“Case1”では2020年に250トン、113億円に、また、“Case2”では310トン、140億円まで拡大するという結果になった。

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[PRTIMES]
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