2013年版自動車人気色調査 

2014年02月20日
アクサルタ コーティング システムズが、2013年版自動車人気色調査報告書を発表。
この報告書は、1953年以降、毎年作成されており、業界で最も包括的な、各地域の自動車市場での人気色の調査に基づく報告書です。2013年版の報告書には、世界中の自動車デザイナーに向けた4つのカラーのメガトレンドに関するアクサルタの提案(“Say it with Color!”)が示されています。

【調査結果】

2013年世界の人気色
2013年は、ホワイトが全世界の消費者に最も人気の高い自動車塗色で、そのシェアを前年比で6パーセント伸ばしました。ホワイト系の塗色の中では、ソリッド色が全車両の22%を占め、パール色は7%でした。ブラックが世界で2番目に人気が高く、20%を獲得し、エフェクト(パール/メタリック)の人気がソリッドを上回りました。シルバーは15%、グレーは12%と、人気にかげりが見られた一方で、レッドは8%と安定しています。ブルーとブラウン/ベージュ系は、それぞれ5%を占めましたが、グリーン、オレンジ、パープルやその他の色は人気が低く、イエロー/ゴールドの人気はわずかの上昇にとどまりました。全体的に見ると、過去10年にわたって幅広い人気を誇ってきたのが無彩色で、現在も76%を占めています。

<北米>

・ホワイトの人気が伸び続けて26%を占めるようになり、7年連続で最も人気の高い色となりました。

・ブラックも人気を伸ばして20%を占め、高級車/高級SUV部門ではエフェクト色に人気が集まりました。

・シルバーの人気が、グレーとともに徐々に低下しています。

・最も人気の高い有彩色は、レッド(9%)とブルー(7%)でした。

・メキシコでは、明度の高い無彩色が人気を集め、ホワイトが32%、シルバーが18%となりました。ブラックは17%と、第3位に後退しました。その他の色は、北米の全体的なトレンドと一致しています。


<ヨーロッパ>

・ホワイトの人気は、2013年に5パーセント上昇して、29%を占め、ソリッドがほとんどを占めました。

・第2位はブラックで、21%でしたが、2012年と比べて人気が落ちました。

・2013年は、グレーとシルバーは低下しており、世界のトレンドと一致しています。

・ブルーの人気がやや低下した一方で、レッドの人気がやや高まり、いずれも7%となりました。


<アジア>

・アジア全体で、無彩色の人気が市場全体の75%に達し、2012年から2ポイント上昇しましたが、86%を占めていた2001年ほどではありません。一方、レッドは、無彩色以外で最も高い人気を示しました。

・日本では、ホワイトが7年連続で最も人気が高く、ブラックとシルバーがそれに続いています。グレーは7%で、他の地域と比べて人気薄です。ブルーは、有彩色で最も人気が高く、市場シェアは7%でした。

・中国では、ブラックの人気が根強く、特に高級車での人気が高かった一方で、ホワイトが関心を集めてきており、この点は、世界の全体的な傾向と一致しています。ブルーとグリーン、イエローの人気は、レッドとブラウンを下回りました。

・韓国では、ホワイトが32%の市場シェアを獲得し、第1位を堅持しました。シルバーは、かなり離されて18%の第2位となりました。グレーが第3位、ブラックが第4位となり、韓国の市場は、明度の高い色が独占しています。

・インドでは、シルバーが30%で、最も高い人気を得ました。ホワイトがそれに肉薄し、28%の第2位となり、温暖な気候において明度の高い色が人気を集めることが明らかになりました。ブラウン/ベージュも人気が高く、10%を記録しましたが、ブラックのような明度の低い色は人気薄で、市場シェアはわずか7%でした。


<南米>

・ホワイトが29%を占め、シルバーを抜いて、2001年以来の第1位となりました。第3位はブラックで、14%でした。

・グレーとレッドが、それぞれ9%で、第4位、第5位となりました。レッドは、2002年以降、第5位です。

・ブラウン/ベージュとブルー、グリーンの人気は、前年よりわずかに上昇しました。


<その他の国と地域>

・ロシアでは、ホワイトが18%を獲得して第1位となりました。また、他の国々とは対照的に、グリーンの人気がかなり高く、市場全体の8%に達しました。

・アフリカでは、明度の高い色が圧倒的な人気を誇り、ホワイトとシルバー、グレーが上位を占めています。第1位のホワイトは43%で、2位以下を大きく引き離しました。無彩色以外の塗色で最も人気が高かったのはレッド(6%)で、ブルー(4%)が続いています。


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[PRTIMES]
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