2013年 セル映像ソフトの販売動向 

2014年02月18日
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfK Japan)は、2013年のセル映像ソフトの販売動向を発表した。※

【概要】

・2013年のセル映像ソフト市場は、数量前年比3%減、金額前年比1%減。

・最大チャネルのEコマースが前年から3%ポイント拡大し、チャネル別金額構成比54%を占める。

・Blu-rayソフト市場は前年比29%増の882億円。市場全体に占める金額構成比は41%に達した。


【映像ソフト全体】
2013年のセル映像ソフト市場(通常DVD、Blu-ray等をすべて含む)は5,018万枚、2,177億円となった。数量前年比3%減、金額前年比1%減と、前年をわずかに下回った。実売平均価格は4,300円と、Blu-rayソフトの拡大による押し上げ効果により、前年から2%上昇した。
販売チャネル別の金額構成比では、Eコマースが54%、メディアストアが27%、家電量販店が9%を占めた。
ジャンル別の金額構成比では、邦アニメが劇場公開作品の好調さを原動力に拡大を遂げ、前年から5%ポイント増の29%を獲得した。一方、右肩上がりの成長を続けてきた音楽は拡大傾向が一服し、前年から3%ポイント減の30%という結果となった。

【Blu-rayソフト】
2013年のBlu-rayソフト市場は1,573万枚、882億円となった。数量前年比23%増、金額前年比29%増と、前年に鈍化した成長率は再び上向き、セル映像ソフト全体に占めるBlu-rayソフトの割合は数量ベースで31%、金額ベースで41%に達した。チャネル別金額構成比はEコマースが67%、次いでメディアストアが16%、家電量販店が11%となった。EコマースにおけるBlu-rayの構成比は金額ベースで50%と、通常DVDと拮抗するまでに成長した。ジャンル別では邦アニメと音楽が市場を牽引した。金額構成比をみると、邦アニメは48%を占め前年に続き最大ジャンルとなった。また、音楽は20%を占め邦アニメに次いだ。洋画は年末の伸び悩みが響き、前年から4%減の15%となった。

【2014年展望】 
2014年通年の映像ソフト市場は、数年来続く緩やかな縮小傾向を引き継ぎ、前年から微減となると見込む。しかしながら、Blu-rayソフトの平均価格が上昇基調にあることや、通常DVDからBlu-rayへのシフトが進むことなどから、金額市場規模は、2013年からほぼ横ばいの水準となると予測する。Blu-rayソフト市場は成長率はやや鈍化するものの、プラス成長を維持すると予測する。

※映像ソフト市場: 全国の映像ソフト取扱店(メディアストア、家電量販店、総合量販店、Eコマース等)における販売実績を基に推計した市場規模。

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[ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン]
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