「節約」に関する意識調査 

2014年02月10日
アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所は、インターネットで、「節約」に関する意識調査を実施し、3,309人の有効回答を得ました。

【調査結果概要】

■9割以上の人が「節約意識を持っている」
 昨年と比べ「強く意識を持つ」人が急増。節約理由のトップは「消費増税」。


■半数近くが「節約ポジティブ派」「買い物がゲーム」「やりくりは楽しい」など

■冬場は光熱費の削減が節約対象
  「節電」「食費を抑える」など日々の生活の中で創意工夫を重ねるが多い


【調査結果】

Q.あなたは日ごろ、「節約」を意識して生活していますか?(単回答 N=3,309)
 ⇒9割以上の人が「節約意識を持つ」と回答。節約理由のトップは「消費増税」。


今回の調査では、全体の9割以上の人びとが「節約」を意識しながら生活を送っていることが分かりました。過去同時期に実施した同調査によれば、過去4年間で「意識していない」という声は年々減ってきています。また過去5年間で「強く意識している」という声は年々減少していましたが、今回の最新調査では「強く意識している」という声が一気に32.7%まで上昇し、私たち生活者の意識に変化が表れ始めていることがうかがえます。

「節約意識」が高まる理由として、最も回答が多かったのは「消費税など、今後の増税に備えるため」(41.5%)でした。昨年の同調査では「消費税など、今後の増税に備えるため」という声は32.2%であったことから、消費税導入を間近に控え、急激に意識が高まっていることが分かります。

■なぜ、「節約」を意識している?
1 費税など、今後の増税に備えるため 41.5%
2 老後の生活不安のため 37.3%
3 長引く経済不況のため 34.8%
4 無駄を排除した「シンプルな生活」を目指しているため 31.7%
5 給与が減少したため 23.7%

Q.「節約」を意識して生活することは苦しいですか?楽しいですか?(単回答 N=3,309)
 ⇒「買い物がゲーム」「やりくりは楽しい」など、半数近くが「節約ポジティブ派」


「消費増税」や「老後の生活不安」、「長引く経済不況」などの将来に対する不安視が節約意識を強くしている一方で、節約を意識することに対し「苦しいと思ったことがない」「むしろ楽しい」と思った「節約ポジティブ派」は5割近くを占めることが明らかとなりました。「毎月、予算が残るとより実感が湧く。決めた予算の中で、やりくりするのは結構楽しい」(女性50代、埼玉県)、「買い物がゲームのように感じられる。安値が見つかるとうれしい」(男性40代、東京都)、「買った食材を使い切って冷蔵庫がからっぽになると気持ちがいい」(女性50代、秋田県)など、節約目標を達成したときの充実感があるという前向きな声が多く寄せられました。

Q.現在、あなたが「節約」していることは何ですか?(複数回答 N=2,698)
 ⇒「節電」「食費を抑える」など日々の生活の中で創意工夫を重ねる人が多い


節約方法について、最も回答が多かったのは「節電している」(76.7%)でした。「待機電力の削減、暖房の設定温度は18度、テレビの音量など小さなことから行っている」(男性30代、東京都)など、日常生活における無駄な電力消費を見直しているという声が多く寄せられました。 次に多かったのは「食費を抑えている」(53.6%)。「週一回は冷蔵庫の中の物だけで料理すると決めている。残った食材でレシピを工夫するので、レパートリーが増えた。」(女性30代、福岡県)、「自炊して会社のお昼に弁当を持っていく。『節約』と考えると暗くなるが『料理のお勉強』と思って暗くならないように努めたい。」(女性20代、東京都)など、創意工夫を重ねて日常生活の中で節約をしているという声が多く寄せられました

■現在、「節約」していることは?

1 節電している 76.7%
2 食費を抑えている(なるべく安いものを探す) 53.6%
3 節水している 52.9%
4 外食費・飲み代を抑えている 49.3%
5 ファッション・衣類を買い控えている 46.0%

その他、「なるべく家で楽しめることを優先してやっている。」(女性30代、神奈川県)や、「服などは つぎを当てたりリメイクしたりして楽しみながら節約する。」(女性60代、愛知県)など「ポジティブ節約派」の意見も目立ちました。

<ポジティブ節約のアイディア>

■歩いてポジティブ節約
「田舎なので車は必需品だけど、週に1日は歩くようにしている。ガソリン代の節約になるし、健康にも良い。普段気づかない景色も見れて、一石三鳥くらい。」(女性50代、佐賀県)
「健康のためという理由も付け加えてなるべく歩くようにしている。私鉄駅2,3駅は平気になった。」男性40代、兵庫県)

■自炊でポジティブ節約
・「ネットにあるレシピを活用して家庭で食事。外食を減らす。鶏肉や豆腐など普段使用する安価な食材でも工夫次第で目新しい料理になるので家族を楽しませることが出来る。」(男性40代、大阪府)
・「生ごみ堆肥作りからはじめて、ガーデニングをすると楽しい。野菜やハーブを作って料理する喜びが増し、外食しようとは思わなくなる」(女性40代、兵庫県)

■レジャーでポジティブ節約
・「映画はシネコンでレディースデイ・映画の日に1,000円で観ている。チケットの半券を施設内での飲食店などでのサービスに利用して、美味しいランチなどを楽しんでいる」(女性40代、兵庫県)
・「最近は無料で楽しめるスポットを利用しています。図書館の映画会や、公園、区の施設などは無料なので子供も楽しめて良いです」(女性30代、東京都)


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女3,309人
調査方法:インターネット
調査期間:2014年1月29日(水)~2月4日(火)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アサヒグループホールディングス]
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