2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 1月の活動状況 

2014年02月13日
マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 1月の活動状況」の結果を発表。なお、2015年卒学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が2回目の発表となります。概要は以下の通りです。

【TOPICS】
12月に引き続き、1月も活発かつ順調に活動を進めている。大手企業中心に活動する学生が過半数である一方で、前月よりも中小企業に視野を広げる学生も徐々に増えている。限られた範囲の中で企業規模の大小に関わらず、手広く着実にエントリー数を増やしている印象を受ける。個別企業セミナーへの参加や人事担当者との接触も前年同月より増えており、やや前倒しで企業との接触が進んでいるようだ。目下の課題としてはエントリーシートへの不安があるようで、注力している内容でも半数が「エントリーシート対策」を挙げた。今後の就職活動に際しては、離職率や選考のポイント、社風などの情報を求めており、よりリアリティのある明確な企業実態を知りたいようだ。

【調査結果の概要】

■ 企業のエントリーは9割以上、企業研究・個別企業セミナーへの参加学生も8割以上と1月の活動も活発
12月に引き続き、1月の活動も活発だった。「企業にエントリーをした」と回答した割合は91.1%となり、企業研究や個別企業セミナーへの参加なども8割を超えた。前年同月よりも割合が高い項目としては「人事担当者と会った」が前年同月比8.8pt増の56.2%、「1次面接を受けた」が前年同月比5.0pt増の33.8%となり、やや前倒しで選考への参加が始まってきている様子がうかがえる。また「大学の就職課やキャリアセンターに相談した」が前年同月比3.9pt増の39.6%、「大学主催のガイダンスに出席した」も前年同月比3.5pt増の49.0%となり、大学からの支援も上手く利用しながら活動している。

■ 学生の就職活動、親・親族の職業が影響しているが35.1%、親・親族の意見が影響しているが45.3%、約4割が金銭的な補助を望み、特に理系学生の補助を受ける割合が高い
企業や職種選択の際に、親・親族自身の職業は影響しているかを聞いてみると、「影響がある+少しは影響がある」が文系男子39.0%、文系女子37.9%と相対的に多くなっているものの、全体では35.1%にとどまった。一方、親・親族の意見の影響については、男女で差が出ており、女子の方が男子よりも影響を受けやすいようだ。就職活動に際して親・親族に望む協力としては、「交通費など金銭的に補助して欲しい」が最も多くなったが、特に理系では文系を3.5pt上回る40.4%と比較的高くなり、さらに就職活動費用のうち、親・親族に捻出してもらっている割合についても理系が相対的に高くなっている。研究など学業に費やす時間が多い理系では、アルバイトの時間も少なく、金銭的に負担に感じている面も多いようだ。

■ 企業に公開してほしいデータの上位は、「離職率」「平均勤続年数」
今後の就職活動を進めるにあたって、企業に公開してほしいデータと情報をそれぞれ聞いてみた。公開してほしいデータは、「離職率」が59.4%と最も多く、「平均勤続年数」が51.6%、「今年度の採用予定人数」が51.3%と続いた。「産休や育休制度の利用率」や「男女比率」、「管理職の男女比」は女子の回答割合が高く、「年齢別平均年収」では男子の回答割合が高かった。男女それぞれの立場から自分のキャリアを考えた時に必要なデータに差が出ているようだ。公開してほしい情報については、「面接・選考のポイント」が60.3%で最も多かった。また、今後の就職活動については、「仕事内容重視」(29.2%)や「給与・福利厚生等待遇面を重視」(6.2%)などの回答が前年同月より増えた。


【調査概要】
調査内容/就職活動状況の定点調査  
調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
調査期間/2014年1月27日~2014年1月31日まで
調査対象/
 2015年卒業予定の全国の大学3年生及び院1年生 モニター4,209名 有効回答率42.2%
 回答数1,775名(文系男子356名、理系男子529名、文系女子393名、理系女子497名)

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[マイナビ]
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