2016年新卒 採用担当者意識調査 

2014年02月10日
ジョブウェブとレジェンダ・コーポレーションは、共同で新卒採用活動を実施する企業の採用担当者(以下、企業)を対象に、2016年新卒採用活動についての意識/実態調査を行い、110社の回答を得ました。 [調査期間2013年11月22日(金)~12月6日(金)]

【調査サマリー】

2016年新卒採用は経団連の「採用選考の指針」によって、広報開始時期が3年生の3月以降、選考開始が8月以降と定められました。現在の採用活動から広報は3カ月、選考開始は4カ月遅れる内容です。このような指針が出ている中、企業の採用担当者が2016年度新卒採用についてどのような対応策を考えているのか尋ねました。

まず、選考は指針を順守せず「8月より前に行う」が4割となり、8月を待たず選考を開始する声が半数近くとなりました。同様に、4割の企業が広報開始時期と定められた3月より前に学生への接触を予定していると回答しました。早期接触の手法としては「インターンシップ」「学内セミナー」「大学との関係構築」という順に上げられ、大学とのコネクション作りを狙う姿勢が読み取れます。

一方、2016新卒採用の方針は「未定」という回答も4割あり、他社状況を見定めているという声も上がりました。

学業時間の捻出や留学の促進という政府の意図はあるものの、現実的には企業は「より優秀な人材を獲得」するための対応策をとらざるを得ず、各社の足並みがばらつく様子が伺える結果となりました。

【調査詳細】

1.4割の企業が選考を「8月より前に開始すると思う」と回答
2016年新卒採用について「採用選考の指針」に沿って8月以降に選考を開始すると思うか尋ねたところ、約4割の企業が指針を守らず「8月より前に開始すると思う」と回答しました。「検討しており、まだわからない」と回答した企業も4割となり、状況を見定めているという企業も少なくない結果となりました。

2.4割の企業が3月前に学生に接触する早期施策を導入予定。手法はインターンシップや大学強化
4割の企業が「採用選考の指針」で広報開始時期と定められた3月より前に学生への接触を予定していると回答しました。早期接触の手法としては「インターンシップ」「学内セミナー」「大学との関係構築」という順に上げられ、大学とのコネクション作りを狙う姿勢が読み取れます。

3.課題は「最適な採用スケジュールが判断できない」「辞退数が予測しづらい」が挙げられた
選考開始時期が遅れることによる課題を尋ねると、「最適な採用スケジュールが判断できない」「辞退数が予測しづらい」「選考時期のピークが集中しそう」等が挙げられました。


【調査概要】
調査対象:新卒採用活動を行う企業の採用担当者
有効回答数:110社
調査方法:インターネットによる調査(レジェンダのアンケートWebサイトより回答)
調査期間:2013年11月22日(金)~12月6日(金)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[レジェンダ・コーポレーション]
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