2014年 携帯電話の『学割』サービス利用動向調査 

2014年02月03日
ICT総研は、2014年 携帯電話の「学割」サービス利用動向調査の結果をまとめた。1年ぶりとなる本調査は、携帯電話を利用する学生の子供持つ親1,000人に対してWebアンケートを実施することで、ますます過熱する「学割」サービス利用の実態を探ったものである。併せて、学生の携帯電話利用者数の市場規模も推計している。アンケート実施期間は2014年1月23日から27日まで。なお、本調査で「学生」と定義したのは、小学生、中学生、高校生、大学生、大学院生、短大生・専門学生である。

【調査結果サマリー】

■ 「学割」サービス加入率は各社軒並み高いが、NTTドコモが80.3%でトップ。

■ 「学割」サービスの満足度は、au利用者が60.5ポイントでトップ。

■ 料金を支払うのは保護者が88%。購入時には学生本人の意見重視が半数。

■ 「利用料金がかかりすぎる」、「勉強時間が十分に取れなくなる」等の実感も。

■ 学生・子供の携帯電話利用者数は2013年末で1,142万人。今後微増の傾向。


【調査結果】

■ 「利用料金がかかりすぎる」、「勉強時間が十分に取れなくなる」等の実感も。

「子供に携帯電話を利用させるにあたり、感じること」を質問したところ、良い実感としては、「子供が外にいても、すぐに連絡が取れる」(63.4%)点が支持を集めた。一方で、悪い実感としては、「利用料金がかかりすぎる」(31.5%)、「携帯電話利用時間が長すぎて、勉強時間が十分に取れなくなる」(26.2%)、「SNS等に熱中しすぎて、ネット依存症になってしまう」(22.7%)などが多い。携帯電話を持たせる利点を実感するためにも、その使わせ方には細心の注意が必要だろう。

■ 学生・子供の携帯電話利用者数は2013年末で1,142万人。今後微増の傾向。

最後に、そもそも学生・子供の携帯電話利用者数はどの程度なのか。当社の推計では、2013年末時点で1,142万人。今後、学生・子供の人口自体は漸減していくが、携帯電話普及率が増加することで、携帯電話利用者数自体は微増していく傾向。2017年末には、1,189万人にまで拡大する見込み。高校・大学生と比べて相対的に普及率の低い小中学生のユーザーを獲得することが、この市場の拡大のカギとなる。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ICT総研]
 マイページ TOP