トーストに関する実態調査 

2014年02月01日
トースト総合研究所は、トーストに関する実態を調査するべく全国の男女を対象にアンケート調査を実施。パンの調理方法としてもっともベーシックであるトーストはどのように食されていて、どのような好みに分かれているのか調査をすることにいたしました。

【調査結果サマリ】

・トーストの人気の秘密は「食感」、「香り」、「手軽さ」「アレンジ方法(バリエーションの豊富さ)」

・よく食べている食パンのブランドは、1位:超熟、2位:芳醇、3位:超芳醇

・トーストに使用するパンは「6枚切」が52%と最も多いが、 「4枚切」、「5枚切」派も多数

・トースターに対する不満は「設定の微妙なさじ加減」と「焼きムラ」


【調査結果】

約90%がトースト好き  “食感”、“香り”、“手軽さ”が人気

まずトーストが好きかどうかを質問したところ、89%の方が好きと回答しました。総務省の2011年の家計調査で、家庭でのパンの購入額がお米を抜いたことを裏付けるかように、いかにトーストが日本の食卓に根付いているかということがわかる結果となりました。

さらにその理由について聞いてみたところ「味(おいしい)」が最も多かったものの、サクサクとした「食感」や香ばしい「香り」の他、パンをトースターで焼くだけという「手軽さ」と「アレンジのしやすさ、バリエーションの豊富さ」も多く目立ちました。

一方で「嫌い」と回答した少数派の意見をみてみると「パサパサ感が苦手」や、「ごはん派だから」という回答がありました。

70%以上の人が1週間で必ずトーストを食べる

トーストを食べる頻度に対しては「週に2~3回」が32.8%と最も多い結果となりましたが、前後合わせると1週間以内に1回は食べる割合が75%と4人に3人は食べているということが分かりました。また、食べる時間の質問に対しては「朝」が81.2%と圧倒的多数となる結果でした。忙しい日本人の朝の食事の定番として定着していることがうかがえます。

最もトーストに使用されている食パンのブランドは「超熟」

トーストによく使用しているパンのブランドに対しては「超熟(Pasco)」、が38.2%と最も多く、次いで、「芳醇(ヤマザキ)」が31.4%、「超芳醇(ヤマザキ)」が21.0%という結果となりました。上位6位中のなかでヤマザキのブランドが目立ちました。

また、その他の回答をみてみると、「パン屋さんの食パン」、「スーパーのプライベートブランド」、「自家製パン」などの回答も目立ちました。食パンのニーズも多様化していることがうかがえます。

トーストの定番は「マーガリン」 しかし一番人気は「バタートースト」

続いてよく食べるトーストの定番として質問をしてみたところ、「マーガリン」、「バター」、「ジャム」の順となりました。ここで「マーガリン」と「バター」の差はそう大きくはありませんが、一番好きなトーストを聞いてみたところ順位は逆転し、「バタートースト」が最も多く、「チーズ」、「マーガリン」と続きました。定番で上位に入った「マーガリン」と「ジャム」はよく食べるけれど、好みという点では上位に入らないということがわかりました。また、一部の少数派の回答をみてみると、「納豆」や「きんぴらごぼう」、「しらす」に「ヌテラ」などのほかに、何もつけずに食べるという「プレーン派」という方もおりました。

トーストは「6枚切り」で「こんがり」焼くのが定番

トーストでよく好みが分かれる“厚み”と“焼き方”について質問をしてみたところ、厚みでは「6枚切り」、焼き方では「こんがり」という回答が一番多い結果となりました。しかし、厚みの回答はややばらけており、見かけることも少ない「5枚切り」や「4枚切り」という回答も目立ちました。また、焼き方についても3.2%とごく少数ではありますが、「焦げるくらいのもの」という回答もありました。

73%が食パンを冷凍して保存している

食パンを購入後、冷凍庫で保管するかどうかの質問に、「必ずする」と答えたのは14.4%となりましたが、「大体する」と「することもある」を合わせると73%と、約四分の三が日常的にパンを冷凍保存していることがわかりました。

購入しても単身世帯では1斤は持て余すこともあるでしょうし、二人以上の一般世帯でも、食の好みや食べる時間の違いなど、食卓の多様化を背景に、パンの乾燥をふせぐために冷凍保存はよく利用されている実態が浮き彫りとなりました。

トースターの不満は「設定の微妙なさじ加減」と「焼きムラ」

最後にトーストを作る上で必要不可欠な「トースター」の不満について聞いてみました。すると、「焼き方のムラ」が21%と最も多く、次いで「焼き時間がわかりづらい」、「焼き時間の調整が微妙なさじ加減になる」と設定方法の不満も多く見受けられました。

日本のトースターの多くはつまみを回して時間を設定するタイプで、電熱線の種類や位置、ワット数も異なる場合が多く、困惑している消費者が少なくないことがかいまみえました。


【調査概要】
集計期間: 2013年12月12日~2013年12月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:10代~60代までの男女
調査人数:500名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トースト総合研究所]
 マイページ TOP