「乳がんについて」の調査 

2013年11月05日
エムティーアイが運営する、『ルナルナ』では、毎月サイト内で「みんなの声」と題してアンケート調査を行っています。今回Vol.7では、10月が乳がん月間であることにちなんで「乳がんについて」の調査結果を実施。

現在、日本人女性の15人に1人が乳がんになると言われています。しかし早期に発見すれば非常に治癒率が高いがんでもあり、定期的な検診やセルフチェックなどが大切です。健康意識の高いルナルナユーザーは、乳がんについてどのような関心、意識をもっているのか調査してみました。

【調査結果】

■ 20~30歳代の若い世代でも関心の高い“乳がん”

Q1. 現在の年齢を教えて下さい。
まず、はじめに今回の調査に回答してくれたルナルナユーザーに現在の年齢を聞いてみました。
年齢は、「25~29歳」が最も多く30.8%、続いて「30~34歳」が22.9%、「20~24歳」が17.7%「35~39歳」が15.4%となりました。
乳がんは30代~50代までの女性が、かかりやすいがんのトップです。年齢が高まるとともに増えるがんとは異なり、30代から増加し、40~50代という比較的若い世代で最も多くなっています。20代でも発症が認められており、若いうちから関心を持つことが大切です。

■ 乳がんについて6 割以上のユーザーが一定以上の知識があると回答

Q2. 乳がんという病気を知っていますか?
乳がんという病気について「ある程度知っていると思う」という回答が最も多く56.8%でした。「詳しく理解している」と回答した人と合わせると64.9%で、ルナルナユーザーの6割以上は、乳がんについて一定の知識を持っていることがわかり、健康に関する意識の高さが伺えます。

■ 乳がんの早期発見や定期健診の大切さは、多くの人が認識!


Q3. 乳がんについて知っていることは何ですか?
次に、乳がんについてどのようなことを知っているか聞いてみました。
「自己検診や定期検診が早期発見につながる」という回答が最も多く32.0%、続いて「早期発見であるほど完治する率が高い」が29.3%、「乳がんとは胸の中の乳腺にできるがん」が26.1%でした。
回答から、多くの人は、“乳がんは早期発見・早期治療が重要!”という意識をもっていることがわかりました。乳がんは、早期発見し、適切な治療を受ければ治癒率が高いと言われているがんです。しかし意外にも「30代~50代までの女性の死亡原因トップ」ということへの認知は低く7.9%でした。
「自分は若いから大丈夫」と思う人も多いようですが、乳がんの罹患率は、30代から増加し始め、ピークは50歳前後と、年齢と共に増加していくタイプのがんとは異なり、比較的若い年代の人がかかる可能性の高いがんです。これから結婚、妊娠、子育てなど働き盛りの世代でも、かかる可能性があるので日頃からの注意が大切です。

■ 7 割上の女性が乳がんについて「意識したり、不安に思ったりしたことがある」と回答

Q4. 乳がんについて意識したり、不安になったりしたことがありますか?
次に、実際に乳がんについて不安に思ったことなどあるのか聞いてみました。
なんと72%の人が乳がんについて「意識したり、不安に思ったりしたことがある」と回答しました。乳がんは、女性にとっては、身近な病気であり、自己検診によって自分で見つけることができる可能性が高いがんです。 こうしたことからも「乳がんかも?」と不安に思ったり、悩んだりした経験のある女性が多いのかもしれません。

■ テレビや雑誌の乳がん特集を見ると、やはり気になる!?

Q5. 乳がんについて気になった理由は何ですか?
では、どのような時に乳がんについて気になったのかを聞いてみました。回答の結果、「テレビや雑誌などで乳がん特集を見て」が最も多く27.7%、次いで「年齢とともになんとなく」が20.0%、「乳がん経験者が周りにいる」が15.1%でした。実際に乳がんについてテレビなどで見たり、周りで乳がんを患っている人がいたりと身近に感じることで意識を強める人が多いことがわかりました。また、自由回答では「健康診断で再検査となったから」という回答も多く見られました。日頃から自身の健康に気を配り、定期的な検診を続けることが最も大切です。

■ なんと約6 割の女性が乳がんのセルフチェックの経験あり!

Q6. 乳がんのセルフチェックをしたことはありますか?
乳がんの早期発見のために不可欠なのは、セルフチェックと検診です。
なかでも乳がんは、自分でチェックできる唯一のがんでもあります。そこで、乳がんのセルフチェックをしたことがあるか聞いてみました。自身でセルフチェックをしたことが「ある」と答えた人はなんと59.1%でした。この結果からもルナルナユーザーの健康意識の高さが伺えます。

■ セルフチェックの方法を知っている女性も約6割!

Q7 セルフチェックの方法を知っていますか?
Q6 では、約6割のユーザーが、セルフチェックの経験があるという結果でしたが、では、実際にセルフチェックの方法を知っているのかについても聞いてみました。セルフチェック方法を「知っている」と答えた人は64.3%で、「知らない」と答えた人は35.7%でした。ここでもセルフチェック方法を知っている人が、6割以上もいました。正しい知識を持ち、セルフチェックをしている人が、ルナルナユーザーには多くいることがわかる結果となりました。

■ 乳がん検診を受けたことがある人は、約35%

Q8. 乳がん検診を受けたことはありますか??
ここからは、乳がん検診の実情について聞いてみました。
乳がんは早期発見すれば治癒率が高いがんですが、実際に検診を受ける人はまだまだ少ないのが現状です。
では、ルナルナユーザーで、検診を受けたことがある人はどのくらいいるのでしょうか?
「検診を受けたことがない」と答えた人が65.3%に対し、「検診を受けたことがある」と答えた人は34.7%となっています。最近では、30歳以上になると会社の定期検診などでも診断項目に含まれるところが多いようです。また、住んでいる自治体で乳がん検診を実施している場合も多いので、これらの検診を上手に利用して欲しいと思います。

■ “会社の健康診断”が乳がん検診受診のきっかけ!

Q9. 検診を受けたキッカケを教えてください。
「検診を受けたことがない」という回答が最も多く59.2%でした。検診を受けたことがある人のなかでは「会社などの健康診断」が14.3%、「個人検診(人間ドックなど)」が10.4%という結果でした。
欧米では検診の受診率が70%以上であるのに対し、日本の受診率は、まだまだ低くいというのが現状です。ルナルナでも、検診の必要性を伝え続けて行くことで、受診率のアップにつながるお手伝いができればと思っています。

■ 最も多い検診方法は「触診法」、次いで「超音波検査」「マンモグラフィ」

■ 9割以上の人が乳房にメスを入れることに抵抗あり!

■ 約半数の人がピンクリボンについて知っていると回答


【調査概要】
調査実施時期:2013年 8月~2013年 9月
調査方法および人数 :『ルナルナ』サイト内にて会員1,958名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ルナルナ]
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