「インフルエンザ対策」についての調査 

2014年01月31日
トレンド総研は、消費者の注目度という観点から「インフルエンザ対策」について調査を実施。Twitter上のデータ分析、および、アンケート調査により、今シーズン最も注目された「インフルエンザ対策アイテム」を探りました。

■ 1. 今シーズン、Twitter上で話題となった「インフルエンザ対策」関連ワードは!?

はじめに、今シーズンの「インフルエンザ対策」における消費者の意識を明らかにするために、Twitter上で語られている情報について調べました。本調査を実施したのは、2014年1月10日(金)。過去1ヶ月間に、「インフルエンザ対策」と一緒に語られている回数が多いワードは何か、調べました。

【調査概要】
調査対象ワード:インフルエンザ対策(※目視にて、関係性の低いワードは除外)
調査対象期間:2013年12月10日(火)~2014年1月9日(木)
調査対象媒体:Twitter

ここでは、まずTwitter上で「インフルエンザ対策」というワードを含むツイートを抽出。これらのツイートの中で出現率の高いワードを調べました。その結果、具体的な「インフルエンザ対策」と関連すると思われるワードの上位7つは、以下の通りでした。

第1位:プラズマ乳酸菌
第2位:ウイルスガード
第3位:アマダナ
第4位:二酸化塩素剤
第5位:舌みがき
第6位:窓のカーテン
第7位:H2O

上記7つのワードは、いずれも特定の「インフルエンザ対策アイテム」と関連したワードです。そこで、トレンド総研では、これらのワードと関連する次の7つの商品を、今シーズン、最も注目された「インフルエンザ対策アイテム」の候補としました。

(1)小岩井乳業「プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」
(2)TMC「ウイルスガード空間除菌」
(3)amadana「ハイブリッド加湿器」
(4)大幸薬品「クレベリン」
(5)江崎グリコ「BREO」
(6)インテリアクレール「光触媒カーテン(スーパーチタンデオ)」
(7)大翔「ミスティオH2O」

■ 2. 男女500名に調査… 最も注目された「インフルエンザ対策アイテム」は?

それでは、これらのTwitter上で話題を集めた「インフルエンザ対策」関連ワードや「インフルエンザ対策アイテム」は、どの程度消費者に浸透し、受け入れられているのでしょうか。その疑問を明らかにするために、「インフルエンザ対策に興味がある」という20代~30代の男女500名を対象にアンケート調査を実施しました。

【調査概要】
調査名:話題のインフルエンザ対策に関する調査
調査対象:20代~30代の男女 500名 (性別・年代別に均等割り付け)
 ※ 事前調査にて、「インフルエンザ対策に興味がある」と回答した人
調査期間:2014年1月23日(木)~2014年1月27日(月)
調査方法:インターネット調査

◆ Twitterで話題の7ワード、75%が「実際に話題になっていると感じる」

はじめに、Twitterで話題を集めている、7つの「インフルエンザ対策」関連ワードについて、いくつかの質問を行いました。

[7つの「インフルエンザ対策」関連ワード]
 「プラズマ乳酸菌」、「ウイルスガード」、「アマダナ」、「二酸化塩素剤」、「舌みがき」、「窓のカーテン」、「H2O」

まず、この7ワードを提示した上で、実際に話題になっていることを感じているかたずねたところ、「話題になっていると感じている」と回答した人は75%。今回の調査対象には、Twitterを利用していない人も含みます。それでも、7割以上もの人が、この7つの「インフルエンザ対策」関連ワードの話題性を実感していることになります。その注目度の高さは、Twitter上に限るものではないと言えるでしょう。

それでは、この7ワードの中でも、より注目度が高いのはどのワードなのでしょうか。これらのワードの話題性を感じているという人を対象に「最も話題になっていると思うワード」を単一回答形式で聞きました。

その結果、最多の回答は、40%の人が選んだ「プラズマ乳酸菌」。Twitter上で最も出現率の高かったこのワードが、アンケート調査でも同じく1位という結果になりました。また、2位もTwitter上での出現率と同様に「ウイルスガード」(24%)が続き、3位にはTwitterでの出現率が4位だった「二酸化塩素剤」(18%)が逆転でランクイン。全体的には、Twitter上での出現率ランキングと同様の傾向が見られ、Twitter上のデータが消費者の注目度をよく表していると言える結果となりました。

◆ 今シーズンの主役は「プラズマ乳酸菌」! 注目度No.1は小岩井乳業「プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」

次に、Twitter上の「インフルエンザ対策」関連ワードから選出した7つの「インフルエンザ対策アイテム」についても、調査を行いました。

「今シーズン、注目しているインフルエンザ対策アイテム」を複数回答形式で聞くと、最も多くの人が選んだのが、「プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」(32%)です。Twitter上での出現率でも、前段の「最も話題になっていると思うワード」の調査でも1位となった「プラズマ乳酸菌」ですが、こうした話題性の高さは、商品の注目度にも紐付くようです。「プラズマ乳酸菌」は、今シーズンの「インフルエンザ対策」における主役の1人だと言えるでしょう。また、2位以下は「クレベリン」(30%)、「ウイルスガード空間除菌」(23%)、「ハイブリッド加湿器」(18%)と続きます。

しかし、その一方で、これらの注目の「インフルエンザ対策アイテム」の認知度について調べたところ、最も認知度の高かった「クレベリン」でも77%。続く「ウイルスガード空間除菌」は68%で、注目度の最も高かった「プラズマ乳酸菌のむヨーグルト」の認知度については58%にとどまりました。今回の調査対象が「インフルエンザ対策に興味がある」という人であることを考えると、これらのアイテムの認知度については決して高い結果だとは言えません。ただし、新しい商品も多いことも一因と考えられ、まだ続く今年のインフルエンザシーズンにおける動向にも注目です。

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