電子書籍に関する調査 

2014年01月24日
インターネットコムと NTTコム リサーチは、「電子書籍」について調査を行った。第10回の調査。調査対象は全国10代~60代以上のインターネット ユーザー1,089人。男女比は男性53.5%、女性46.5%。年代比は10代1.0%、20代28.7%、30代21.3%、40代17.1%、50代18.9、60代以上13.0%。

【調査結果】

今回も最初に「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」と尋ねてみた。「はい」は37.6%(前回34.3%)、「いいえ」は62.4%(同65.7%)。そして、この「いいえ」と答えた電子書籍の未経験者679人に読みたいかどうか質問したところ、「はい」は28.3%(同31.1%)、「いいえ」は71.7%(同68.9%)となった。スマートフォンやタブレットの普及で気軽に電子書籍を楽しめる環境が整い出しているのに利用者や興味を持つ人が増えないのはなぜだろうか。

続いて、電子書籍専用リーダーの利用者29人(全体の2.7%)に使っている専用リーダーの種類を質問した。上位3製品は「Kindle(Amazon.com)」(51.7%)、「kobo(楽天)」(34.5%)、「Reader(ソニー)」(10.3%)だった。利用者は相変わらず少ないが、Kindle は順調にシェアを伸ばしている。

一向に盛り上がらない電子書籍市場だが、電子書籍利用者と未利用だが読みたいと考えている合計602人(全体の55.3%)に「どのような方法で電子書籍/雑誌を読みたいですか」と聞くと、興味深い結果を得た。「Web サイト(PC でアクセス)」(18.4%)が最も多く、次いで「ダウンロード(PC で購読)」(17.6%)となり、僅差で「専用リーダー(楽天の「kobo」やAmazon.com の「Kindle」など)」(17.3%)がタブレットおよびスマートフォンを上回って3位に選ばれた。

実際のユーザーが少ないにも関わらず専用リーダーの人気は高く、意外な印象だ。やはりテレビ CM や各種広告で目にする人が多く、認識度が高いからだろうか。

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[インターネットコム]
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