パタニティ・ハラスメント(パタハラ)に関する調査 

2014年01月23日
連合(日本労働組合総連合会)は、男性の育児・家事参加状況や“育児と仕事”に対する意識を明らかにするとともに、パタニティ・ハラスメントの実態を明らかにするために「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)に関する調査」を、モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、2013年12月4日~12月9日の6日間において実施し、1,000名(調査対象者:20歳~59歳の男性有職者)の有効サンプルを集計した。

【調査結果サマリー】

~育児・介護休業法について
育児・介護休業法という法律があることを知っている 7割
育児・介護休業法の内容を知っている 半数

~仕事と子育てについて
仕事と子育てについての希望 「子育てを優先」させたい 9.6%、「仕事と子育てを両立」させたい 63.9%
仕事と子育てについての実情 「仕事を優先」56.2%

~家事・子育て状況について
主に家事や子育てを担当しているのは、既婚者では「配偶者」87.5%、未婚者では「親」64.5%
主に自分が家事や子育てを担当している既婚者 5.9%
日頃、自分がしている家事・子育て 「ゴミ出し」、「買い物」、「掃除」
父親が行っている子育て 「子どもを風呂に入れる」、「子どもの送迎(保育園・幼稚園や学校)」

~子育てと職場環境について
自分の職場は男性も子育てをしながら働ける環境にある 21.9%
自分の職場で、男性の子育てに対し理解があると思う人が誰もいない 45.1%
男性の子育てを支援する制度が“ある” 43.3%、“十分に使われている”は8.0%
子育てのための制度を利用した男性社員をフォローする仕組みが“十分に機能している” 5.7%

~育児休業について

育児休業を取得したことがある 5.7%
子どもが生まれたら育児休業を取得したいし、取得できると思う 26.3%
育休取得経験者の育休取得期間 「5日未満」66.7%
育休取得希望者の希望育休期間 「5日未満」9.9%、「5日~20日未満」22.5%、「20日~2ヶ月未満」24.4%
育児休業を取った・取りたいと思う理由 1位「産後の妻の安静を確保したい」59.0%
育休を取得できなかった・できないと思う理由 1位“代替要員がいない”、2位は“経済的に負担となる”

~パタニティ・ハラスメント(パタハラ)について
職場でパタハラをされた経験がある 11.6%
周囲でパタハラにあった人がいる 10.8%
パタハラ経験者がとった対応 1位は「だれにも相談せず、子育てのための制度の利用をあきらめた」
職場でパタハラが起こる原因 「上司や同僚の理解不足・協力不足」57.3%

~仕事と子育てについて
子育てをすることにより、段取りを考えながら仕事が出来るようになる 36.1%
子育てをすることにより、思うように仕事に時間を割けなくなる 48.9%


【調査概要】
調査タイトル:パタニティ・ハラスメント(パタハラ)に関する調査
調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20歳~59歳の男性有職者
調査期間:2013年12月4日~2013年12月9日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から各年代が均等になるように1,000サンプルを抽出)
(内訳)20代:250名、30代:250名、40代:250名、50代250名

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