玩具市場に関する調査 2013 

2014年01月17日
矢野経済研究所は、国内の玩具・ゲームコンテンツ関連市場に関する調査を実施した。

本調査における玩具市場とは、1.電子玩具、2.模型・ホビー、3.男児キャラクター・男児玩具、4.女児キャラクター・女児玩具、5.ゲーム類(アナログゲーム等)、6. 季節物・雑玩具、7.基礎玩具(知育・乳幼児玩具、ジグソーパズル、ブロック類等)、8.ぬいぐるみ、9.テレビゲームの主要9 品目をさす。

【調査結果サマリー】

◆2012年度の国内玩具市場(主要9品目)は前年度比2.0%縮小

2012年度の国内玩具市場規模(主要9品目/メーカー出荷金額ベース)は、前年度比2.0%減の7,096億円と縮小した。テレビゲームのソフトウェアがスマートフォン向けゲームの台頭により前年度比で大きく減少していることと、アナログゲームが前年の震災後の「イエナカ志向」の盛り上がりの反動から減少したこと、トレーディングカードゲームの不調が縮小の主な要因となる。一方で、模型・ホビー、ぬいぐるみは拡大しており、結果として前年度比2.0%の縮小となった。

◆市場予測:2013年度の国内玩具市場は6年連続縮小へ

2013年度の国内玩具市場規模(主要9品目/メーカー出荷金額ベース)は、前年度比7.1%減の6,590億円と大幅減を予測する。その結果、同市場は6年連続の縮小となる見込みである。
これは、事業規模の大きいテレビゲーム市場がハードウェア、ソフトウェアともに大きく縮小するとともに、電子玩具、アナログゲーム、季節物・雑玩具の各市場が縮小し、市場規模を大きく押し下げるためである。但し、模型・ホビー、基礎玩具、ぬいぐるみの各市場は全般的に好調で、スマートフォンを模した玩具や、キャラクター玩具からヒット商品が生まれる等、テレビゲーム以外では好調なセグメントもあり、好転する予兆もあると考える。


【調査概要】
・調査対象:玩具・ゲームコンテンツ関連メーカー、卸問屋、小売事業者
・調査期間:2013年10月~12月
・調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用

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[矢野経済研究所]
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