インターネット詐欺リポート(2013年12月度) 

2014年01月15日
BBソフトサービスは、2013年12月度のインターネット詐欺リポートを発表。このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、BBソフトサービスの「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果と、インターネット利用者の意識調査の結果を報告するものです。

ネット詐欺サイトの検知数(2013年12月度)

「Internet SagiWall™」による12月度の調査では、インターネット詐欺サイトの検知数は62万3,029件で、前月と比べて19.7%減少しました。ネット詐欺の種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイト98.3%(前月比11.7ポイント増)、フィッシング詐欺サイト1.0%(前月比0.4ポイント減)、マルウエア感染サイト0.0%(前月比0.3ポイント減)、ボーガスウエア配布サイト0.4%(前月比10.6ポイント減)、ぜい弱性悪用サイト0.3%(前月比0.4ポイント減)を検知しました。

全体の検知数の大幅な減少は、先月まで継続的に検知されていた偽セキュリティーソフトなどのボーガスウエア配布サイトの検知数が減少したのが要因です。具体的にはアドネットワークを使ってウェブサイトへ誘導する手口がほとんどなくなっており、効果が薄れてきたためアドネットワークの使用をやめたのではないかと推測されます。

「クリスマスセール」や「福袋」などの文言で誘い込む詐欺サイト

12月は、この時季特有の「クリスマスセール」や「福袋」といった文言で消費者を誘い込む詐欺サイトが検知されました。さまざまなECサイトで行われているセールのデザインを模倣しているため、詐欺サイトであることに気付きにくく、さらに数量や期間などの限定感を演出し、消費者に冷静な判断をさせない工夫がなされています。

1月もセール期間が継続するので、引き続き注意が必要と考えられます。季節性のある販売イベントやマスコミなどで注目が集まっている商品などを材料に、大幅に安く購入できるECサイトは詐欺サイトではないかどうかを疑ってみる必要があります。会社情報の記載内容の真偽や、支払い方法が銀行振り込みだけであったり、振込先の銀行口座が外国人名義であったりするなど、詐欺サイト特有の特徴がないかどうか確認することが必要です。

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[BBソフトサービス]
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