「未就学児の英語教育」に関する調査(未就学児の母親対象) 

2014年01月09日
トレンド総研は、小学校に入学前の、“未就学児の英語教育”をテーマに調査を行いました。未就学児の母親を対象に、英語教育に対する意識・実態についてアンケート調査を実施。

【調査サマリー】

話題の「小学校の英語必修化」、未就学児の母親の87%が「賛成派」

母親自身の苦手意識も後押し!? 3歳時には、半数以上の母親が「子供の英語教育」を実施

未就学児の英語教育のポイントは「耳」、母親たちの感じている「えいご耳」の重要性とは!?


【調査結果】

◆ 話題の「小学校の英語必修化」、未就学児の母親の87%が「賛成派」

はじめに、「小学校の英語必修化」に対する賛否を、母親たちに問いました。すると、「賛成派」は87%で、「反対派」の13%を大きく上回るという結果に。 母親たちの多くは、早くから子供が英語を学ぶ機会を求めているようです。
また、賛成、および、反対の理由を自由回答形式でたずねると、代表的なところでは、以下のような意見があげられました。

<賛成の理由>
「これから英語はもっと重要になってくるし、子供の世界も広がると思うので。(滋賀県・27歳)」
「教える内容にもよりますが、何より英語の耳を作るには、早い方が良いと思うので。(兵庫県・33歳)」
「苦手意識を持つ前に英語に触れる方が良い。小さい方が頭も柔軟だし。(千葉県・34歳)」

<反対の理由>
「学習方法が問題。時間をかければ良いというものではないと思う。(東京都・34歳)」
「英語をやるなら早くからやった方が良いとは思うが、子供たちの負担が心配。(福岡県・31歳)」

この結果からは、英語の重要性を賛成の理由とする人が多いことが分かりました。また、早くから英語を学ぶメリットとして、リスニングにおける能力を鍛えやすいという意見が多数見受けられ、母親たちは、子供に英語を聞き取れる耳を手に入れて欲しいと望んでいるようです。一方、反対の理由は、子供が早くから英語を学ぶこと自体よりも、そのやり方や子供の負担に対するものでした。

◆ 母親自身の苦手意識も後押し!? 3歳時には、半数以上の母親が「子供の英語教育」を実施

このように、母親たちがより早く子供に英語を学んで欲しいと思っている背景には、母親たち自身の英語への苦手意識もあるようです。今回の調査で、「英語に苦手意識がある」という人は76%と、8割弱を占めます。そんな中で、「社内の公用語を英語にする企業が増えている」といった英語の重要性を伝えるニュースを目にすれば、子供の将来の英語力を心配するのも当然でしょう。実際に、9割以上の母親が、「次代を生きる子供にとって、英語は今まで以上に重要だと思う」(90%)と答えています。
それでは、どうすれば子供たちが効果的に英語を学ぶことができるようになるのでしょうか。その1つの解決方法が、子供により早くから英語に触れる機会を与えることです。これは何も、学校での英語教育だけに限る話ではありません。本調査の調査対象である未就学児の母親たちも、58%が「自身の子供に英語教育を行っている」と言います。さらに、「英語教育を始めた時の子供の年齢」をたずねたところ、子供が1歳の時点で35%、3歳の時点では半数以上となる52%もの母親たちが、子供に英語教育を行っているという実態が明らかに。未就学児への英語教育は、すでに母親たちの間に広く浸透しているようです。
そこで、「幼少期から英語に触れることは、重要だと思いますか?」と聞くと、89%もの母親が「重要だと思う」と答えました。

◆ 未就学児の英語教育のポイントは「耳」、母親たちの感じている「えいご耳」の重要性とは!?

多くの母親たちが重要性を感じ、実際に行っているという未就学児への英語教育ですが、どのようなことを行えば、効果的なのでしょうか。前述の「小学校の英語必修化」では、早い段階での英語教育における、「英語を聞き取れる耳」の重要性が示唆されました。ここでは、“「英語を聞き取れる耳」=「えいご耳」”として、未就学児の英語教育における「えいご耳」について、母親たちにいくつか質問をしました。まず、母親たちに「幼少期の英語教育に重要だと思うこと」を複数回答形式で聞きました。この質問では、上位3項目は、1位「英語の歌を聞かせる」(62%)、2位「外国人と話す機会を作る」(62%)、3位「英会話を聞かせる」(53%)。いずれも、“英語を聞く”ことに関わることでした。母親たちも、幼少時に「えいご耳」を鍛えることの重要性を感じているのでしょう。
実際に、「幼少期にこそ、『えいご耳』を鍛える必要がある」と感じている母親は76%を占めますし、さらには、97%もの母親は、「耳から学ぶことで、子供に効果的に英語を学ばせることができると思う」と答えました。


【調査概要】
調査名:未就学児の母親に聞く、子供の英語教育に関する意識・実態調査
調査対象:未就学児(小学校入学前の0歳~6歳の子供)の長子がいる、20代~40代の女性 500名
調査期間:2013年12月5日(木)~2013年12月9日(月)
調査方法:インターネット調査

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