「4都府県の防災意識」に関するアンケート調査 

2014年01月08日
オールアバウトが運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」は、「4都府県の防災意識」に関するアンケート調査を実施。
調査期間は2013年12月5日(木)~2013年12月11日(水)、東京都・静岡県・大阪府・兵庫県在住の20~59歳男女計2,628名から有効回答を得た。

【調査のポイント】

1)現在、防災について東京都の 72.4%が「意識している」と回答。
 一方で大阪府と兵庫県は 1 割ほど低い約 60%であった。
 防災意識が高いとされている静岡県も 73.0%と高い結果に。


今回の調査で、現在の防災意識について聞いたところ、「意識している」「やや意識している」と回答した人は、東京都で72.4%、静岡県で 73.0%という結果になりました。
一方で、1995 年に阪神・淡路大震災を体験した大阪府と兵庫県は、それぞれ 60.7%、63.2%と、東京・静岡に比べて 1 割程度低いことがわかりました。

また、日頃から行っている防災対策について聞いたところ、「食糧や水を備蓄している」と「防災グッズを買い揃えている」という項目においては東京都と静岡県が他の 2 県よりも高いポイントとなりました。さらに、「地域の防災訓練や防災教室などに参加したことがある」については静岡県が他の都府県よりも倍以上高いポイントでした。

2)3 日以上過ごせる程度の水や食糧を、一番備蓄しているのは東京都(74.4%)、最もしていないのは静岡県(59.1%)

「備蓄」をしている人に、どの程度の量を備蓄しているか聞いたところ、“世帯人数全員が 3 日間過ごせる程度の水と食糧”と回答した人が一番多い結果となりました。また、意外にも静岡県に関しては「7 日間」、「3 日間」両方において他の都府県より少ないことがわかりました。

さらに、「備蓄」や「防災グッズ」で揃えているものについて聞いたところ、「水」(86.4%)や「懐中電灯」(80.9%)などが多く挙げられていました。

3)「備蓄」や「防災グッズ」の置き場所は玄関やキッチン
 何も用意しない理由は、「何をどれだけ揃えたら良いのかわからない」(54.8%)、「置き場所がない」(36.6%)


先程の「備蓄」、「防災グッズ」の収納先については、東京都と静岡県は「玄関」が一番多く、大阪府と兵庫県は「キッチン」が一番多いという結果となりました。
なお、「備蓄」や「防災グッズ」を用意していない理由として挙げられたのは、「何をどれだけ揃えたら良いかわからない」(54.8%)が一番多く、次に「置く場所がない」(36.6%)とスペースの問題が挙げられました。

4)「新耐震基準」については各都府県とも 5 割以上が認知 しかしそのうち3割は意識せずに住宅を選んでいる

1981 年以前、以後に建設された建物の耐震性の違いについての認知度を確認したところ、4 都府県全てにおいて 5割以上は「知っている」と回答。しかし、そのうち 3 割が「知っていたが、今の家は特に意識せずに選んだ」ことがわかりました。
また、家の家具等の防災対策について聞いたところ、東京都・静岡県では約 4 割が、大阪府・兵庫県では約 5割が「特に行っていない」と回答。実施している対策で一番多かったのは、「本棚やタンス、食器棚等の固定」でした。


【調査概要】
・調査期間:2013年12月5日(木)~2013年12月11日(水)
・調査対象:東京都・静岡県・大阪府・兵庫県在住の20~59歳男女
・調査方法:インターネットリサーチ

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[オールアバウト]
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