COPD認知度把握調査 

2014年01月06日
GOLD日本委員会は、インターネットによるCOPD認知度把握調査を実施。現在までに2009年7月、2009年12月、2010年12月、2011年12月、2012年12月、2013年12月の6回にわたって、調査を行なった。

【調査結果】

COPD認知度とその推移(予備調査 Q1)

2013年12月に実施した調査で、「あなたはCOPD(シー・オー・ピー・ディー)という病気を知っていますか?」という質問に対して「どんな病気かよく知っている」「名前は聞いたことがある」と答えた人は合わせて3,047人(30.5%)で、初めて30%を超えました。2009年から2010年にかけての3回の調査では、COPDの認知度は17%台で変化がみられませんでしたが、2011年には25.2%に上昇し、2012年には28.1%、2013年には30.5%とさらに上昇しました。

肺年齢の認知度とその推移(予備調査 Q2)

2013年12月に実施した調査で、「あなたは『肺年齢』の検査について知っていますか?」という質問に対して「肺年齢の検査を受けたことがあり、自分の肺年齢を知っている」「肺年齢の検査について聞いたことがある」と答えた人は合わせて2,817人(28.2%)でした。2009年から2011年にかけての4回の調査では、肺年齢の認知度は18~19%台でほとんど変化がみられませんでしたが、2012年には6ポイント以上上昇し、2013年にはさらに2ポイント上昇しました。

「COPDの早期発見に肺年齢の検査が有効である」ことの認知度とその推移(予備調査 Q3)

2013年12月に実施した調査で、「『COPDの早期発見に肺年齢の検査が有効である』と言われていることを知っていますか?」という質問に対して「知っている」と答えた人は1,137人(11.4%)でした。2009年から2011年にかけての4回の調査では4~6%台でわずかに上昇傾向にありましたが、2012年には2011年より4ポイント弱上昇して初めて10%を超え、2013年にはさらに1.2ポイント上昇しました。

COPDの認知時期(本調査 Q1)

2013年12月に実施した調査で、「COPD(シー・オー・ピー・ディー)という病気について知ったのはいつですか?」という質問に対して最も多かった回答は「3年以上前」でした(67人、60.9%)。この1年でCOPDを知った人は合わせて20人(18.2%)でした。

COPDの認知経路(本調査 Q2)

2013年12月に実施した調査で、「どのような経路でCOPDについて知りましたか?」という質問(複数回答)で回答が多かったのは「テレビ」62人、「医師や医療関係者から聞いて」41人、「新聞」26人の順で、2012年と変わりありませんでした。

「COPDの原因の90%以上が喫煙である」ことの認知度(本調査 Q3)

2013年12月に実施した調査で、「COPDの原因の90%以上は喫煙であることを知っていますか?」という質問に対して「知っている」と答えた人は106人(96.4%)であり、COPDを知っている人のほとんどがCOPDの原因を正しく認識していることがわかりました。

「喫煙経験のある40歳以上の8人に1人にCOPDの可能性がある」ことの認知度(本調査 Q4)

2013年12月に実施した調査で、「喫煙経験のある40歳以上の8人に1人は、COPDの可能性があることを知っていますか?」という質問に対して「知っている」と答えた人は69人(62.7%)であり、COPDを知っている人の半数以上が喫煙経験と年齢、COPDの関連を正しく認識していることがわかりました。

「COPDの主な症状が慢性的な咳と痰、息切れである」ことの認知度(本調査 Q5)

2013年12月に実施した調査で、「COPDの主な症状は慢性的な咳と痰(たん)、息切れであることを知っていますか?」という質問に対して「知っている」と答えた人は103人(93.6%)であり、COPDを知っている人の9割以上がCOPDの主な症状を正しく認識していることがわかりました。


【調査対象】

(予備調査)
マクロミル社調査パネルの中から性(男・女)、年代(20代・30代・40代・50代・60歳以上)別に1,000人ずつを均等ランダム抽出した10,000人
(本調査)
予備調査でCOPDが「どんな病気かよく知っている」と回答した人の中から性(男・女)、年代(20代・30代・40代・50代・60歳以上)別に11人ずつを均等ランダム抽出した110人

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[GOLD日本委員会]
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