DAWN2™調査(糖尿病に関する姿勢、願い、ニーズ)
2013年07月01日【調査結果】
糖尿病患者さん
・糖尿病の教育プログラムや活動への参加が多くの国で課題であるのに対し(全体の平均:58.6%)、日本では参加の割合が高かった(75.5%)。また、参加した教育プログラムは役に立ったと回答している(全体の平均:79%, 日本:85.9%)。
・友人または身近な人(全体の平均:59.9%, 日本:18.8%)、職場または学校の人(全体の平均:24.8%, 日本:7.3%)、他の地域社会(全体の平均:28.9%, 日本:5.1%)から支援が得られている割合は低かった。
・糖尿病管理を支援する教育、情報、サポートツールやサービスなどを利用していない割合が日本は高かった(全体の平均:29.0%, 日本:44.3%)。
・多くの患者さんが慢性疾患に対するパーソン センタード ケア(person-centered care:心理社会的側面も配慮した「その人中心のケア」)を受けていないと回答した。糖尿病がどのように生活に影響を与えているかについて医療チームから尋ねられたことがあると回答した割合が日本は低かった(全体の平均:16.9%, 日本:11.2%)。
・新しい試みとして、糖尿病によるプラスの影響について質問があり、糖尿病であることで良い影響もあると回答している(全体の平均27.2%, 日本:15.9%)。
ご家族
・家族は、糖尿病の患者さんと生活することで良い影響もあると回答している(全体の平均34.5%, 日本:21.8%)。
・家族は糖尿病である家族をサポートすることが、中程度以上の負担であると感じている(全体の平均33.7%, 日本:56.9%)。
・家族は、家族の糖尿病ケアに今より多く関わっていきたいと考えており(全体の平均:38.7%, 日本:46.7%)、糖尿病に向き合う気持ちを助けていきたいと考えている(全体の平均:45.6%, 日本:45.8%)。
医療従事者
・過去12カ月に定期的に来院した患者さんに対して、慢性疾患に対するパーソン センタード ケアを提供したと半数前後の医療従事者が感じていた(全体の平均:61.9%, 日本:44.9%)。たとえば、傾聴、励まし、自己管理を勧めるなどの実践的なサポートあるいはコミュニケーションのサポートを提供したと回答した。半数以上の医療従事者が、糖尿病が生活にどんな影響を与えているか尋ねたと回答しているが(全体の平均:52.0%, 日本:37.3%)、日本はいずれも平均より低かった。
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