キャリア支援に関する大学アンケート調査 

2013年06月20日
日本生産性本部 就業力センターは、全国の大学300校のキャリアセンターを対象に「キャリア支援に関する大学アンケート調査」を実施し、合計97校の有効回答を得たので(回収率32.3%)ここに調査結果を発表する。

【調査結果のポイント】

1.大学生の就職活動「3 月情報解禁、8 月選考開始」案には約半数が否定的

「3 月情報解禁、8 月選考開始」案については、「改善の余地がある」が28.9%、「賛同しない」が14.4%、「このような取りきめ自体が不要」が4.1%であり、否定的な意見の合計は47.4%であった。一方で「賛同する」との肯定的な意見は34.0%にとどまった。

2.「3 月情報解禁、8 月選考開始」にした場合の効果についても懐疑的

「3 月情報解禁、8 月選考開始」案の実施によって予想されることについて尋ねた結果、「そう思わない」の回答が「そう思う」との回答を大幅に上回ったのは以下の5 項目。「就職内定率が良くなる」、「ミスマッチが減る」、「企業研究が充実する」、「多くの企業が新ルールを遵守する」、「学生が勉強するようになる」。

3.2013 年3 月卒業生の就職内定状況は、「昨年の内定率より良い」との回答が半数以上

2013 年3 月卒業生の内定状況については、「昨年の内定率より良い」は昨年調査より12.1ポイント上昇し、50.5%となった。また、今後の中長期的な就職環境の変化についても「少しずつ回復する」は昨年調査より14.6 ポイント上昇し、41.2%となった。直近の内定状況、中長期的な就職環境の見通しのいずれも回復傾向にある。


【調査概要】
・調査名称:「第 3 回 キャリア支援に関する大学アンケート調査」
・調査時期:2013 年 4 月 26 日~5 月 24 日
・調査対象:全国の大学から 300 校を無作為に抽出し、キャリアセンターを対象に調査を実施。
 WEB アンケート方式で回答を求めた。
・有効回答:有効回答 97 件(回収率 32.3%)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本生産性本部]
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