段ボール市場に関する調査 2013 

2013年11月22日
矢野経済研究所は、国内の段ボール市場の調査を実施した。

【調査結果サマリー】

◆2012年の段ボール市場規模は132.8億㎡、2013年は前年比0.9%増を予測
2012年の段ボール市場(段ボールシート生産高ベース)は前年比1.0%増の132億7,538万㎡(経済産業省「生産動態統計」より引用)であった。2013 年の同市場は同0.9%増の134億㎡と予測する。

◆中期的な見通しとして、2017年の段ボール市場を2012年比1.8%増の135.2億㎡と予測
段ボールは生産拠点の海外移転や人口減等、構造的減少要因があるものの、近年の度重なる猛暑を背景としたペットボトル飲料需要の増加や、ネット通販の浸透による通販・宅配用段ボール需要の増加等を主要因として、中期的には横這いから微増で推移すると考える。2017年の段ボール市場(段ボールシート生産高ベース)は、2012年実績比1.8%増の135.2億㎡と予測する。

◆2012年の地域別構成比は関東が4割超、飲料需要の増加で、集中度が更に高まる
2012年の段ボール市場(段ボールシート生産高ベース)における地域別の構成比は、関東地区が4割超(経済産業省「生産動態統計」より引用)を占めた。東日本大震災の反動により、東北地区が前年比5.7%増の高い伸びを示したものの、飲料需要の増加で清涼飲料の最大需要地である関東地区のシェアが更に上昇した。


【調査概要】
調査期間:2013年8月~10月
調査対象:段ボールメーカー、段ボール原紙メーカー、商社等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mail・FAX によるヒアリングを併用

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[矢野経済研究所]
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