ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケ-ト調査 

2013年12月16日
パイロットコーポレーションは、「ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケ-ト調査」を実施。今回で34回目の本アンケートは、首都圏のビジネスマン・OL等を対象に、2014年(平成26年)用お年玉付年賀はがきが発売された11月1日から約2週間にわたり調査を実施した。

【調査結果概要】

1. 年賀状を出す人:78.9%で過去最少を更新。
 ソーシャルメディアの潜在的支持率は、8割以上。

2. 2014年は、"SNS年賀状元年"となるか。
 半数以上が利用予定の一方で、「SNS友達」への郵便年賀状は激減。

3. 出す枚数の平均は、5枚増の54枚。もらう枚数は、43枚。
 この差の広がりが、年賀状へのモチベーションを低下させる?

4. 上司への年賀状:「出したくない(けど出す)」から「住所がわからないから出せない(出さない)」に。個人情報保護時代のスタンス確立か?

5. 「Just Married」、「二世が誕生!」・・・晴れやかなお正月を飾る写真年賀状が人気上昇中。

6. 手書きコメントは年賀状のルール? 9割以上の人が「手書き箇所あり」。

7. 「年賀状は必要」、3年連続80%超。日本のお正月を象徴する習慣。
 しかしながら、年始の挨拶でSNSの存在感、さらに高まる。

【調査結果詳細】

<1> 年賀状を出す: 78.9%で過去最少を更新。
ソーシャルメディアの潜在的支持率は、8 割以上。


来年の年賀状を出すか、否かを尋ねた<年賀状の予定>では、「出す」と答えた人は昨年に引き続き8 割を切り、78.9%となり、当社の年賀状アンケートにおいて、最も低い数値を更新してしまいました。「年賀状を出す」ことが当たり前だった世代が年々リタイアし、代わって「年賀状を出さない」世代がビジネスの中心になってきていることを考えると、致し方ない結果なのかもしれません。また、40 代以上の世代でも、「年賀状を出さない」という人が 12.9%にのぼり、若い世代だけでなく、上の世代の意識もジワジワ浸透しているようです。

<出さない理由>では、およそ 4 割以上の人が「準備が面倒」(40.4%)と答えました。仮にこの人たちがソーシャルメディア等を利用すれば、面倒な準備も軽減されるため、「ソーシャルメディア等の支持率」は、80.7%といえるのではないでしょうか。また、少数意見としては、「今から美文字になれない」や「紙を使い、ガソリンで届けるのはエコじゃない」というものも寄せられました。
一方で、<年賀状を出す理由>は、昨年同様の結果となり、全般的に好意的な回答が上位を占めています。「挨拶・儀礼」的な側面、「近況報告」の機能、そして何より「やり取りが好き」という、年賀状の持つ様々な“顔”が垣間見えます。中には、年に一度の「安否確認」といった声もありました。

<2> 2014 年は、“SNS 年賀状元年”となるか。
半数以上が利用予定の一方で、「SNS 友達」への郵便年賀状は激減。


コミュニケーションツールとして広く浸透しているメールやソーシャルメディア(フェイスブック、ライン、e メール等。以下、SNS)ですが、<新年の挨拶のソーシャルメディアの利用状況>について尋ねたところ、「利用する」と答えた人は、50.2%に達しました。劇的な変化を見せた昨年に比べ、わずか 1 ポイント増ですが、年賀状にSNSを利用する人が、ついに半数を超えたことになります。過去に電子年賀状など、様々なスタイルの新・年賀状が登場し、一時的に流行することがありましたが、定着し増加することはありませんでした。
しかし、フェイスブックやラインのようにグルーピングされ、日常生活で活用されている手軽なコミュニケーションツールは、これからも拡大していく気配です。
また、<SNS 上の知人に対し、実際に年賀状を出す割合>を尋ねたところ、40.1%の人が「0人=出さない」と答えています。昨年は22.8%でしたから、実に17.3ポイントの増加となります。これは、日常生活で SNS を活用している人の郵便年賀状離れが進んでいることを意味します。SNS で繋がっている相手に対しては、基本的にはSNSで新年の挨拶を送るケースが多く、“SNS友達”に郵便で年賀状を出す人の合計は、昨年の 77.2%から59.9%へ激減しました。


【調査概要】
調査期間: 2013年11月1日(金)~11月15日(金)
サンプル数(概数): 378
調査対象:首都圏の企業・団体等に勤務する 20代~60代のビジネスマン・OL 等
調査方法:質問用紙の配付・回収による無記名留置調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[パイロットコーポレーション]
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