2014年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査 

2013年12月11日
ユーキャンは、今年を振り返りつつ、2014年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査を実施し、20~40代男女991名から回答を得た。

【調査結果トピックス】

(1)2013年に起きた出来事のうち、印象に残ったもの:1位「消費税率引き上げ決定」
・2013年に起きた出来事で印象に残ったもの:1位「消費税 8%への税率引き上げ決定」(52.3%)、2位「2020年夏季五輪の開催都市が東京に決定」(51.6%)

(2)2014年に予定されている出来事や話題で気になるもの:「ソチオリンピック開催」「消費税率引き上げ」
・2014年に予定されている出来事や話題のうち、気になるもの:
 文化・技術面1位は「ソチオリンピック開催」、政治・経済面1位は「消費税率引き上げ」

(3)2014年は男女ともに「所得は増えない」「支出が増える」「節約に励む」傾向
・「所得が増えると思う」と回答した人はわずか13.1%
・「支出が増える」と回答した人は57.9%、「より節約に励む予定だ」と答えた人は63.8%

(4)2014年に取っておくと武器になりそうな資格:1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」
・2014年に取っておくと武器になりそうな資格1位は―消費税増、保険料改定などを受け、「ファイナンシャルプランナー(FP)」
・実際に取ってみたいと思う資格でも、ファイナンシャルプランナー(FP)は1位にランクイン

【調査結果詳細】

(1)2013年に起きた出来事のうち、印象に残ったもの:1位「消費税率引き上げ決定」

まず、2013年に起きた出来事のうち印象に残ったものを聞いたところ、1位は「消費税率 8%への引き上げ決定」(52.3%)という結果となりました。続く2位には「2020年夏季オリンピック開催都市が東京に決定」(51.6%)、3位には「『半沢直樹』『あまちゃん』等のドラマ話題化」(48.0%)、4位は「相次いだTwitterへの悪ふざけ画像投稿」(46.1%)、5位は「楽天の田中将大、日本プロ野球連勝記録達成」(45.7%)という結果に。オリンピックや話題のドラマなどの出来事があった中で、生活に大きく影響を与える「消費税率の引き上げ決定」が印象に残ったとする回答が目立ちました。

(2)2014年に予定されている出来事や話題で気になるもの:「ソチオリンピック開催」「消費税率引き上げ」

次に、2014年に予定されている出来事や話題になりそうなトピックのうち、気になるものを聞いてみました。まず文化・スポーツ・科学技術面のトピックでは「ソチオリンピック開催」が1位(46.0%)に。2位は「ワールドカップブラジル大会」(31.7%)、3位は「WindowsXPサポート終了」(24.8%)でした。1位・2位がスポーツ関連で占められた他、その他の意見としては「リニア中央新幹線着工」(21.4%)、「「自動」運転車(自動運転システム)」(16.4%)が上位にくるなど、夢あふれるものが目立ちました。政治・経済面での気になるトピックを聞いたところ、85.2%の人が「消費税 8%への税率引き上げ」と回答して1位に。続いて2位「原発事故対応」(34.7%)、3位「TPP協議の進行」(25.5%)、4位「低所得者に対しての国保の保険料軽減」(18.1%)、5位「NISA(少額投資非課税制度)開始」(17.0%)という結果になりました。

(3)2014年は男女ともに「所得は増えない」「支出が増える」「節約に励む」傾向

調査では、2014年に予定されている出来事を踏まえた上で、家計にどのような変化があると思うかも聞いてみました。まず、「所得」について聞いたところ「所得が増えると思う」に対して「あてはまる」と回答した人はわずか13.1%で、「あてはまらない」と回答した人(52.8%)のほうが多い結果に。一方で「支出が増える」に対して「あてはまる」と回答した人は57.9%と半数以上。また、「より節約に励む予定だ」と答えた人が63.8%という結果になりました。

2013年はアベノミクス消費が話題になりましたが、実際に給料アップという形での恩恵を受けている人はごくわずかなのが実情です。一方で消費税等の税率改定から来る支出増は目に見えており、先行きが厳しい予測をしている方が大半。「より資産運用をしていく予定だ」と答えた人の割合も22.2%と少数派で、NISA開始が予定されていながらも、資産運用よりも貯蓄・節約に励んで支出を抑えようとする傾向が目立ちます。

(4)2014年に取っておくと武器になりそうな資格:1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」

2014年に予定されている出来事を踏まえた上で、2014年に武器になりそうな資格を聞いてみたところ1位は「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位「ケアマネジャー」、3位「TOEIC(R)」、4位「社会保険労務士」、5位「簿記」という結果に。消費税率アップが予定されていることもあり、資産設計ができる「ファイナンシャルプランナー(FP)」が一番多く票を集めました。超高齢社会の今、介護業界を支える「ケアマネジャー」も人気のようです。また、安倍内閣の「国家戦略特区」が現実のものとなれば、外国企業の誘致などで都市の国際化が進みますので、3位にランクインした「TOEIC(R)」で高スコアを持っていれば英語スキルの証明になります。
また、男女別で比較すると、男性は1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位「TOEIC(R)」、3位「情報処理技術者試験」および「社会保険労務士」という結果に、一方で女性は1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位「ケアマネジャー」、3位「社会保険労務士」という結果になっており、2位以降では男女で異なった資格が票を集めていることが分かりました。

2014年に、実際に取ってみたい資格についても聞いたところ、こちらも1位は「ファイナンシャルプランナー(FP)」で、2位は「TOEIC(R)」、3位は「簿記」、4位「情報処理技術者試験」、5位「社会保険労務士」と続きました。また、こちらも男女別で比較したところ、男性では1位「TOEIC(R)」、2位「ファイナンシャルプランナー(FP)」および「情報処理技術者試験」、女性では1位「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位「簿記」、3位「TOEIC(R)」という結果になりました。


【調査概要】
調査対象:20代~40代の男女 991名(男性496名、女性495名)
実施期間:2013年11月6日~7日
実施方法:インターネット調査
対象地域:全国

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