就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査 

2013年12月09日
トレンドマイクロは、2015年度に向け就職活動を実施予定の学生107名および社会人248名、計355名を対象としたWebアンケート調査「就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査」を2013年11月に実施。

本調査において、就活生の8割以上、社会人は約5割が、日常の出来事を不特定多数に向けSNS上で投稿していることがわかりました。また、一日にSNSに2回以上投稿をおこなう人の割合は、就活生では約6割、社会人は約2割と、大きな差がみられました。就活生は社会人と比べ、不特定多数に向けたSNS投稿を頻繁に行っていることが伺えます。また、SNSに投稿する際に、どの範囲まで情報が公開されるかについて意識しているかという質問に対しても、「意識していない」と回答した割合が社会人29.4%に比べて就活生35.5%となるなど、就活生は情報公開への意識が低い結果となりました。

さらに、就活生の約2人に1人が、知人・友人の写真をSNSに投稿した経験があると答えました。これは、社会人の経験者割合約3割と比較しても高い数値です。一方で、自分の写真が勝手に他人のSNSに投稿された経験のある回答者のうち、その行為を「不快」と感じた割合は、社会人は70.5%に対し、就活生では58.5%にとどまるなど、就活生と社会人の間には情報公開への意識に差があることがわかりました。
    
SNSを利用する際は、投稿する情報の内容が適切かどうか意識したうえで、プライバシー設定を正しく行わないと、不特定多数へ意図せず情報が公開されてしまうリスクがあります。今後新社会人を迎える企業では、SNS利用に関する従業員向けの教育が必要と言えます。

【調査結果の概要】

1.不特定多数への公開投稿
・日々の出来事を不特定多数に公開している: 就活生 82.2%、社会人 54.8%
・一日に2回以上SNSに投稿する: 就活生 59.8%、社会人 19.8%
・SNSに投稿する際、情報公開の範囲を「意識していない」: 就活生 35.5%、社会人 29.4%

2.写真投稿によるプライバシー侵害
・SNSに他人の写真を投稿した経験がある: 就活生 49.5%、社会人 35.1%
・勝手に自分の写真をSNSに投稿された経験がある: 就活生 49.5%、社会人 24.6%
・勝手に自分の写真を投稿されて「不快」と感じた: 就活生 58.5%、社会人 70.5%

3.インターネットの炎上問題
・自分のまわりに炎上問題のリスクはない:就活生 53.3 %、社会人 45.2%


【調査概要】
・調査名:就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査
・実施時期:2013年11月15日~11月19日
・回答者数:SNS(Facebook、Twitter、Google+ のいずれか)の利用者 計355名
(内訳)
  2015年度に向け就職活動を実施予定の学生 107名
  社会人(パート・アルバイトは除く) 248名
・手法:インターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンドマイクロ]
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