第1回「世界に誇れる日本企業」アンケート調査 

2013年04月26日
リスクモンスターは、第1回「世界に誇れる日本企業」アンケート調査結果を発表。

【調査結果概要】

[1] 「世界に誇れる日本企業」アンケート/ランキング結果

「世界に誇れる日本企業」アンケートのランキング1位は「トヨタ自動車」(回答率 58.0%)となりました。次いで「ソニー」が2位(同43.2%)、「本田技研工業(ホンダ)」が3位(同39.5%)となっております。以下「パナソニック」(同 35.6%)、「日産自動車」(同 33.5%)、「キヤノン」(同 32.0%)、「東芝」(同 28.9%)と続きました。

業種としては、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車)、電気機械・器具製造業8社(ソニー、パナソニック、キヤノン、東芝、日立製作所、富士通、シャープ、ニコン)、化学工業2社(富士フイルム、資生堂)、その他製造業5社(ブリヂストン、任天堂、TOTO、味の素、三菱重工、ヤマハ)と、製造業がトップ 20 のうち 19 社を占め、日本の製造業が有する高品質・技術力に対する信頼性が表れた結果と言えます。製造業以外では、唯一サービス業のヤマト運輸がランクインしており、国内に宅配事業を社会インフラとして根付かせたサービスレベルの高さが評価の背景と考えられます。

[2] 「世界に誇れる日本企業」アンケート/選択理由・重視するイメージ

選択した理由を自由回答で尋ねたところ、「技術力」「開発力」「世界シェア」を挙げた回答が多く見られた。またその裏付けとしての「海外での実績」を評価した回答も随所に見られる結果となりました。特に自動車や電気機器、精密機器に関しては、日本の得意分野であるという認識が回答内の随所に見られ、今後の日本経済を牽引していく業種としての期待もうかがわれました。
同時に「世界に誇れる日本企業」に重視するイメージを聞いたところ、選択理由に見られたように、「技術力」を挙げる回答が 62.6%と最も多い結果となりました。次いで「製品・商品の品質」(回答率 52.5%)、「世界シェア」(同 35.8%)、「安定性」(同 30.8%)、「誠実さ」「独創性」(同 28.7%)となっております。
 
[3] 売上規模との比較

企業の市場でのポジションを計る指標としては、売上規模やそれに基づく業界シェアが一般的なものとして挙げられる。売上規模が大きいほど、業界内でのポジションは高いものと考えられ、国際的なの影響度も高い会社と考えられます。

殆どの上位企業において売上規模が大きい、または国内シェアが高い結果となりました。ただし、上場企業の中で売上規模上位企業を調べたところ、今回のアンケート結果上位企業以外にも燃料・インフラ、商社、金融、通信など他にも売上規模が大きい企業はあることが分かります。今回は「世界に誇れる日本企業」といった調査であったため、前述のような輸出色の濃い業種・企業がより評価を高める結果となりました。
一方で、世界に通じる会社を占う上では、事業規模だけでなく、任天堂の Wii やTOTOのウォシュレットに見られる商品の独創性や開発力、ヤマト運輸におけるサービス品質といった独自のノウハウについても着目して分析することが重要となることが、今回のランキング結果から読み取ることができます。


【調査概要】
テーマ : 「世界に誇れる日本企業」アンケート
・調査エリア : 全国
・調査方法 : インターネット調査
・調査対象者 : 20~59 歳の有識者男女個人、60~69 歳の男女個人(有効回収数 1,000)
・調査期間 : 2013 年2月 25 日(月)~2013 年2月 27 日(水)
・調査対象企業 : 年間売上 2,500 億円以上、従業員数 5,000 人以上の企業 200 社を抽出

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