「生理用品」に関する調査 

2013年11月29日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVE(ディムスドライブ)では、「生理用品」についてアンケート調査を行い、普段使用している生理用品の種類とブランド、頼まれて購入するときのこと、などについてまとめた。

【調査サマリー】

● ナプキンの使用率68.0%、おりものシートは4割以上

● ナプキンの人気ブランド、上位3アイテムを『ソフィ』が占める

● ナプキン購入の決め手は『吸水量』と『肌への負担』

● 布ナプキンは『フェリシモ』が人気/選ぶ理由は「肌への優しさ」・「化学物質への心配」

● タンポンは「吸水力の高さ」と「交換の手間の少なさ」がポイント

● おりものシートの人気は『ソフィ』・『サラサーティ』・『ロリエ』

● 生理用品への不満は「漏れ」「肌への触れ方」「テープについて」など

● 男性が頼まれて生理用ナプキン購入、経験者は4.2% 


【調査結果詳細】

<ナプキンの人気ブランド、上位3アイテムを『ソフィ』が占める>

■使用している生理用品の種類(女性)
各生理用品の使用率は、
「ナプキン」68.0%、
「布ナプキン(洗って繰り返し使用できる)」5.3%、
「タンポン」21.6%、
「おりものシート」45.4%、
「吸水パッド」5.9%であった。

「タンポン」・「布ナプキン」は「ナプキン」に比べて利用率がかなり低く、ナプキンが一般的に利用されている事がわかる結果である。20~40代の「ナプキン」については、30・40代は92%と9割を超えているが、20代以下では85.8%とやや使用利率が低い。また、「布ナプキン」は30代の利用率が最も高く8.4%、20代は4.6%と5%未満である。

■使用「ナプキン」のブランド(女性)
購入使用ナプキンのブランドは、
『ソフィ ボディフィット』29.9%が最多。以下
『ソフィ 超熟睡ガード』24.4%、
『ソフィ はだおもい』24.3%と続き、『ソフィ』シリーズが上位3位を占めた。

4位以下は
『elis(エリス)新・素肌感』19.6%、
『ロリエ 超吸収ガード』14.8%、
『ロリエ 肌キレイガード』12.1%、
『ロリエ エフ』11.9%となった。

肌への負担が少ないタイプ・安心感や吸水量の多さを特長としたブランドが上位にランクインした。また、どの年代もほぼ『ソフィ』ブランドがTOP3であったが、30代のみ、3位に『elis(エリス)』がランクインした。

■ナプキン購入の重視ポイント、まずは「価格」。『肌への負担が少なさ』や『吸水量』
「ナプキンを購入する際に最も重視する点」については、
『価格』35.6%が圧倒的で、以降は
『肌への負担が少ない』11.6%、
『羽つき』9.8%、
『吸水量』7.1%、
『もれない』6.8%といた。
『価格』以外の面では、『肌への負担が少なさ』や『吸水量』など、上述の購入ブランドとの関連性も見られた。

<布ナプキンを使う理由は「肌への優しさ」・「化学物質の心配」>

布ナプキン使用者の“使用理由”については、
「肌への刺激が少ないから」64.7%
が最も多く、肌への負担を考えて布を選ぶ人が多いことがわかった。
次いで
「経済的だから」47.4%、
「ゴミが減るから」37.0%、
「紙ナプキン(生理用品)の化学物質の影響が気になるから」28.3%、
「外出先でゴミを捨てなくて済むから」12.7%となった。

「肌への刺激が少ないから」・「化学物質の影響が気になる」など、体を気遣い、負担を避ける目的で使用している事がうかがえる。また、「経済的」・「ゴミが減る」の割合も高く、エコ志向も窺える結果となった。

<タンポンは「吸水能力の高さ」・「交換の手間軽減」。使い分け>

タンポン使用者の“使用理由”については、
「吸水力が高いから」45.6%、
「長時間使えるから」42.0%の2項目が4割を超えた。次いで
「運動がしやすいから」22.7%、
「取り換える手間が少ないから」22.6%、
「かぶれにくいから」・「アウターにひびかないから」12.9%(同率)と続いた。

ナプキン・布ナプキンでは『肌への優しさ』『負担の軽減』が主立っていたのに対し、
タンポンでは『吸水能力の高さ』・『取り換えの手間軽減』など、“機能重視”であることが伺える。
タンポンはナプキンと違う目的で選ばれていることがわかる結果であった。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2013年10月18日~10月30日
有効回答数:DIMSDRIVE登録モニター男女7,919人

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[インターワイヤード]
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