日本人の労働観調査 

2013年11月15日
ビデオリサーチは、生活者の実態を捉えるための活動の一環として「働くこと」に関する調査を実施。もうすぐ『勤労感謝の日(11月23日)』です。休日の制定から70年近く経ったいま、日本人は「何のために」働いているのでしょうか。「働く理由」について、その理想と現実を調査してみました。

【調査結果】

働く理由 理想と現実 n=有職者(687人)

「収入を得ること」が“理想”で6割強、“現実”で7割強と、「働く」最大の理由であることがはっきりと出ています。自分や家族が安定した生活をするために、お金を稼ぐということが大きなシェアを占めることは当然なのかもしれません。

また、他の理由を見ていくと“理想”と“現実”のギャップが見えてきます。「能力発揮」「自己成長」「社会貢献」「夢の実現」などの「収入」以外の項目においては、“現実”は“理想”よりも低くなっていることがわかります。様々な“理想”はありつつも、“現実”面としてはお金を稼ぐことがその主たる目的にならざるを得ない様子が見てとれます。

続いて、人が働く年齢の上限を聞いてみました。

人は何歳まで働くのがよいと思うか?  N=全体(1150人)

10代の若者にとっては、まだまだ先の話ということもあって、その年齢は「62歳」と相対的に低い傾向にあります。働き盛りの30~50代では、現在リタイアを迎える人の多い65歳に近い「67歳」。リタイアに近づいている、または迎えた世代である60~74歳では、さらに高い「69歳」という結果になりました。実際にリタイアの年齢になってみると、まだまだ働けるという意思が感じられます。

これからの日本では、更なる少子高齢化の進行に伴い、シニア層の労働力が欠かせない時代になっていくと考えられます。その際に、シニアの方々が単に「お金を稼ぐ」だけではなく、「能力発揮」「自己成長」「社会貢献」などの働き甲斐も感じながら、豊かに働ける環境づくりが大切になっていくのではないでしょうか。


【調査概要】
調査対象者 :男女15~74歳 1,150人(全国) 
調査手法 :インターネット調査
調査期間 :2013年10月25日(金)~27日(日)

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[ビデオリサーチ]
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