第2回世界リタイアメント意識調査 

2013年11月15日
ソニーライフ・エイゴン生命は、昨年度に続き、高齢化の進むアメリカ、カナダ、ヨーロッパ8ヶ国、中国、そして日本において、エイゴンと共同により、リタイアメント意識調査を実施。2 回目となる本年度の調査では、昨年度に比べ、全調査対象国で人々の退職の準備状況は悪化傾向にあり、また、昨年度に続き日本は他国に比べて退職に向けての準備が不足し、人々は退職後の生活に不安を抱いている人が多いことがわかりました。

【調査の主旨】

高齢化の進むアメリカ、カナダ、ヨーロッパ 8 ヶ国、中国、そして日本における、金融危機以降の経済環境下での退職とその後のセカンドライフに向けた準備に関する意識調査です。その目的は、現役世代の人々がどのように退職を計画し、どのようなセカンドライフを思い描き、そのためにどのような準備を行っているのかを調査し、金融業界が果たすべき役割と今後の課題について考察することにあります。

【結果の概要】

世界各国で公的年金や企業年金制度は従来の給付を維持することが困難になりつつあり、個人による自助努力の重要性が一層高まっています。調査では、昨年度に続き日本は他国に比べ、退職に向けての準備が遅れているという結果になりました。世界の潮流と日本の状況についての調査結果の報告に加え、金融業界の果たすべき役割と今後の課題について考察しています。
 
【主な調査結果】

退職年齢引き上げは解決策の一つだが課題が残る:
勤労者の 62%は金融危機の影響でより長期間働くことを考える一方で、退職世代の約半数は予想より早く退職しており、その理由は健康問題(42%)や失業(23%)などでした。予想より早い退職に備え、バックアッププランが必要といえます。
 
退職に関する知識不足で準備が遅れている:
勤労者は金融知識が不足しているため、退職に関するリスクが高まっています。退職後の計画に関する金融知識は「かなりある」との回答はわずか 20%でした。
 
個人は退職に関するリスクには慎重で、解決策を探している:
金融危機の影響で、人々は退職後のための貯蓄でリスクをとることに慎重になっています。半数以上の回答者が「退職貯蓄ではあまりリスクを取らない」と答え、42%の回答者が「変動の激しい市場から資産を守る商品がほしい」と答えています。

<日本での主な調査結果>

・退職に対する捉え方は様々:
 退職で連想する単語は、1位が「不安定」(43%)、2 位が肯定的な「自由」、3 位が否定的な「貧困」。

・企業年金制度の見直しが必要:
 退職後貯蓄に効果があるのは、35%が企業の退職年金制度の改善と回答。

・日本はエイゴン・リタイアメント準備度指数(ARRI)で今回も最下位

・多数が将来に不安:
 勤労者の約5分の3(58%)が、退職後に希望する収入を得られるかわからないと回答。

・今後、退職後の生活は厳しくなると予想:
 3分の 2(68%) 以上が、将来の退職世代の生活は現在の退職世代より悪化すると予想。


【調査概要】
・調査対象※: 日本、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、ポーランド、スペイン、スウェーデン、オランダ、英国、米国の 12 か国 各国現役世代勤労者900人、退職者 100人、計12,000人
・調査期間: 2013年1月から2月
・調査方法: 各言語によるインターネット調査
※昨年度調査対象の 10 か国に、本年度はカナダ、中国が加わりました。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ソニーライフ・エイゴン生命]
 マイページ TOP