20代~40代の女性、「トレンドと情報収集に関する調査」 

2013年10月31日
トレンド総研は、トレンド情報に対して感度の高い女性、“トレンド女子”にフォーカス。スマートフォンの利用者拡大による、トレンド女子の情報収集の実態を明らかにするために、トレンド情報に関心が強い、20代~40代の女性500名を調査対象として、「トレンドと情報収集に関する調査」を実施。

【主な調査結果】トレンド女子500名を対象にした「トレンドと情報収集に関する調査」

(1)トレンド情報を知るメディア:1位「インターネット」(68%)

(2)トレンド情報を調べる最も便利なツール:1位「パソコン」(45%)、2位「スマートフォン」(40%)

(3) スマートフォン利用時の3つの情報源:「SNS」、「ニュースサイト・まとめサイト」、「アプリ」


【調査結果】

本調査、「トレンドと情報収集に関する調査」では、まず、「トレンド情報の情報源」について聞いた上で、「お店選び」というシーンを例に、「トレンド女子たちの情報収集」の実態について調べました。

◆ トレンド情報のチェック、トレンド女子の4割が「スマートフォンが最も便利」

はじめに、情報感度の高いトレンド女子たちが、どのようにトレンド情報を集めているのかを調べました。

まず、「トレンド情報を、どのメディアで知りますか?」と複数回答形式で聞きました。その結果、「テレビ」(56%)、「雑誌」(52%)といった項目を上回り、最も多かったのは、「インターネット」(68%)でした。
一方、その「インターネット」の支持率の高さについては、スマートフォンをはじめとする様々なデバイスにより、インターネットへアクセスできるようになっていることが、一因としてあげられます。そこで、「トレンド情報をインターネットで調べる際に利用するデバイス」を聞くと、「スマートフォン」と答えた人は、70%にのぼりました。ちなみに、本調査の調査対象におけるスマートフォンの所有率は、75%。スマートフォンユーザーは大部分がスマートフォンを活用していることが分かります。

ここから、トレンド情報をキャッチアップする上で、スマートフォンは非常に有用なデバイスであることが見受けられますが、このことは、次の質問に対する回答結果からも裏付けられます。
「トレンド情報を調べる上で、最も便利だと思うツール」を聞いたところ、「スマートフォン」(40%)は、「パソコン」(45%)に続く、第2位。前述の通り、スマートフォンユーザーは75%。パソコンユーザーに比べると少ないことが想定され、情報収集におけるスマートフォンの利便性の高さは容易に分かるでしょう。

そこで、スマートフォンを活用してトレンド情報を調べるというトレンド女子たちに、オススメのスマートフォンの活用方法を自由回答形式で聞きました。この質問への回答によると、スマートフォン利用時の情報源は、大きく以下の3つに分けることができるようです。

 (1) SNS上の情報をチェック
 (2) ニュースサイト、まとめサイトをチェック
 (3) アプリの活用

具体的にいくつかの回答を紹介すると、“SNS上の情報をチェック”の声としては、「流行に敏感な人のFacebookアカウントを見る。(東京都・20歳)」、“ニュースサイト、まとめサイトをチェック”の声としては、「時間があれば、Yahoo!ニュースなどを見る。(神奈川県・29歳)」といった意見があげられます。
また、“アプリの活用”という人からは、「まとめサイトを効率的に見ることができるアプリで情報収集している。(広島県・25歳)」、「トップページに、いつでもリアルタイムに多方面の情報が入ってくるアプリを設定している。(愛知県・44歳)」といった声があがりました。トレンド情報を効率的にキャッチアップしようとしている、トレンド女子たちの様子が垣間見えました。その一方で、情報収集の方法としては、アプリの種類により、回答にある程度幅が見られたのも特徴的でした。

◆ お店選びに見る「トレンド女子の情報収集」、6割以上が「SNS上の情報を見失った経験あり」

次に、“お店選び”というシーンを例にして、「トレンド女子たちの情報収集」の実態を詳しく調べました。

まず、トレンド女子たちに、友人や恋人、会社の人などと行く時など、「“お店選び”は得意ですか?」とたずねました。これに対して、「得意」とした人は56%で、「苦手」とした人は44%。こうした時のお店選びでは、一緒に行く人の顔触れや好みなど、その時々の状況に合わせて適切なお店を選ばなければなりません。情報感度が高く、お店の情報を多く知っていると思われるトレンド女子たちでさえ、4割以上は「苦手」だと答えているように、なかなか難しい問題のようです。

それでは、こうした時、トレンド女子たちはどのようにお店の情報を集めているのでしょうか。複数回答形式で聞いたところ、最多の回答は、「直接聞いたり、SNS上で見たりした周りの人の声」(84%)。回答率も8割以上と、次点以降の「雑誌の情報」(41%)、「テレビの情報」(41%)の2倍以上という結果になりました。
実際に、前述の質問で、「お店選びが得意」と答えた人に、そのコツを聞いてみると、代表的な意見として、「Facebookやブログで、知人や有名人の意見を参考にしています。(宮城県・40歳)」、「お店選びを得意とする友人達の情報。(東京都・43歳)」といった意見があげられました。前述の通り、スマートフォンを活用した“SNS上のチェック”はトレンド女子にとって有効な情報収集の1つです。このことは、お店選びの際にも、同様だと言えます。

その一方で、SNS上の情報にも、特有の悩みがあるようです。
SNS上で周りの人のオススメのお店をチェックしている人の内、「こうしたお店に実際に行ってみたことがある」という人は、77%。およそ8割にのぼります。一方で、その61%は、「SNS上で見た気になるお店が、どこのお店か分からなくなった経験がある」としました。
様々な人が発信した情報を得ることができるというのが、SNSのメリットですが、その情報量は膨大です。積極的に情報を得ようとすれば、その傾向はますます顕著になるでしょう。その中で有用な情報を、必要な時に引き出せるように管理するには、それなりの工夫が必要なのかもしれません。


【調査概要】
・調査名:「トレンドと情報収集に関する調査」
・調査対象:20 代~40 代の女性 500 名 (年代別に均等割り付け)
 ※ 事前調査にて、「トレンド情報に関心が強い」と答えた人
・調査期間:2013 年10 月15日(火)~2013 年10 月18 日(金)
・調査方法:インターネット調査

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