30~40 代の働く女性対象、「子どもの食生活に関する調査」 

2012年06月26日
ミツカンでは、小学生の子どもを持つ 30~40 代の働く全国の女性 416 名を対象に、「子どもの食生活に関する調査」を実施。その結果、“働くお母さんが料理を手作りする回数(平日)は約 7 割が「10 回以上」”、“子どもが 1 人で食事をする頻度は少なく、1 人の場合でも自分の手料理を食べさせる”、“子どもの食事で気を付けていることは「朝食を抜かない」「規則正しい食事」「野菜の摂取」などが上位”である傾向が明らかになりました。


【調査結果のポイント】

■働くお母さんが平日に料理を手作りする回数は、「10 回以上」(68.2%)、「7~9 回」(13.0%)、「4~6 回」(12.0%)。

■平日に子どもが1人で食事をする回数は、「0回」(朝食78.8%、夕食90.9%)、「1回以上」は朝食21.2%、夕食9.1%。

■子どもが 1 人で食事をする際には、9 割が「母親の手作り料理」を食べさせ、1 人で食事をさせることへの穴埋めとして工夫していることは「会話を大事にしている」(50.0%)。

■子どもの食事で気を付けていることは「朝食を抜かないようにさせる」(82.5%)、「規則正しい食事をとらせる」(62.5%)、「野菜を多く摂らせる」(57.5%)。

■子どもの食生活について主に相談する相手は、「夫(パートナー)」(48.1%)、「両親」(33.4%)、「友人・近所の人」(22.1%)。「相談はしない」が27.9%。

■【自由回答から】子どもの食生活に関するアドバイスで役立ったことは、“食事のとり方”や、“食材選び”“調理法”など手法に関する回答が多い中、“大丈夫”“気にする必要ない”などを挙げる人も。

【調査結果】

働くお母さんの約7割が、忙しくてもほぼ毎食、料理を手作り

仕事で忙しいお母さんは、1週間のうちどれくらいの頻度で料理を手作りしているのでしょうか。働くお母さんが平日(月曜~金曜日)に料理を手作りする頻度(1食=1回としての回数)を聞いたところ、「10回以上」作っていると回答した人が68.2%で、全体の約7割を占めました。これにより、1日の食事を朝・昼・夕の3食として、子どもの昼食が給食であると仮定した場合、ほぼ毎日、働くお母さんの多くが子どもの食事を手作りしていると考えることができ、忙しい中でも頑張っている様子がうかがえました。

子どもが1人で夕食をとる割合は1割弱

平日に子どもが 1 人で食事をする頻度を朝食、夕食それぞれで聞いたところ、朝・夕食ともに「0 回」が断然のトップ(朝食 78.8%、夕食 90.9%)で、平日に 1 回でも 1 人で食事する子どもの割合は、朝食 21.2%、夕食 9.1%に留まりました。

子どもが 1人で食事をする時でも、母親の愛情は注いでいる!?
一緒の時はコミュニケーションを大切に


子どもが 1 人で食事をする際に食べさせるものを聞いたところ、9 割の人が「母親の手作り料理」と回答し、次位の「カップ麺などのインスタント食品」(17.0%)を大きく引き離しました。
また、子どもに 1 人で食事をさせてしまうことへの穴埋めとして、どのような工夫を行っているか聞いたところ、「子どもと食事をする時は会話を大事にしている」に 50.0%の回答があり、「工夫はしていない」(29.0)を 31 ポイント上回りました。
これらの結果から、子どもに 1 人で食事をさせてしまうような場合でも、せめて自分の愛情を込めた手料理を食べさせたいという、子どもへの想いや、一緒にいる時間はコミュニケーションを大切にしているお母さん像が浮かび上がりました。

子どもの食事で気を付けていることトップ3
1位「朝食を抜かない」、2位「規則正しい食事」、3位「野菜の摂取」


子どもの食事で気を付けていることは何かを聞いたところ、トップ3は1位「朝食を抜かないようにさせている」(82.5%)、 2位「規則正しい食事をとらせるようにしている」(62.5%)、3位「野菜をできるだけ多く摂らせるようにしている」(57.5%)となりました。この他、「栄養バランスに気をつけた食事にしている」(55.3%)、「好き嫌いなく食べさせるようにしている」(52.2%)、「手作りの食事を心がけている」(51.9%)に5割を超える回答があり、多くのお母さんが、子どもの食事を規則正しく野菜を取らせるなど、栄養バランスを大事にしていることがわかりました。

多くのお母さんは、子どもの食生活について「夫」に相談
約3割は「相談せず」


子どもの健康的な食生活を考えるうえで、よく相談する人は誰かを聞いたところ、「夫(パートナー)」が 48.1%でトップとなりました。次位は「両親」(33.4%)で、“ママ友”などに代表される「友人・近所の人」は 22.1%に留まりました。やはり、自分の子どもに関する一番の相談相手は“パートナー”のようです。一方、約 3 割の人が「相談はしない」(27.9%)と答え、これは全体の中で 3 番目に多い回答でした。

子どもの食生活に関するアドバイスで役に立ったことの多くは
“食事のとり方”や、“食材選び”“調理法”などの手法論
意外と嬉しいアドバイスは“大丈夫”!?


子どもの健康的な食生活について相談した際に、役に立ったアドバイスを自由回答で聞いたところ、“食事のとり方”に関するアドバイスや、“食材の選び方”“レシピ”“調理方法”など、手法・テクニックに関する回答が多くありました。
また、これらに加え、“このままで大丈夫”“気にしなくて良い”などの言葉を役立ったアドバイスとして挙げる人もいました。子どもの食生活について手探り状態で取り組んでいるお母さんにとっては、これらの言葉が意外と嬉しいアドバイスなのかもしれません。


【調査概要】
調査テーマ:子どもの食生活に関する調査
調査対象:小学生の子どもを持つ 30~40 代の働く女性
調査エリア:東北、関東、近畿、九州(在住)
有効回答数: 416 票
調査方法: WEB 調査
調査時期: 2012 年 5 月

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[ミツカン]
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