印刷通販市場に関する調査 2013 

2013年11月08日
矢野経済研究所は、国内の印刷通販市場の調査を実施した。本調査における印刷通販市場とは、購入価格が明示されており、Web 上で発注を行える印刷通販サイトを運営している事業者を対象とする。また、入稿方式については、オンライン入稿以外の入稿方法を採る事業者も含む。

【調査結果サマリー】

◆2012年度の印刷通販市場は489億7,200万円、前年度比19.7%増と伸長

2012年度の印刷通販市場規模は489億7,200万円(前年度比19.7%増、事業者売上高ベース)となった。市場は本格的に形成されて以来、拡大を続けている。ただし、参入事業者数の増加で、特に2009年度以降市場では価格競争が激化しており、ここ数年その成長率は鈍化傾向にある。

◆2013年度の印刷通販市場は543億9,000万円の見込み、2012年度から2018年度までの年平均成長率を11.1%と予測

2013年度の印刷通販市場規模は前年度比11.1%増の543億9,000万円(事業者売上高ベース)を見込む。リピーターの増加と売上上位の事業者の自己資本比率の水準低下により、新規顧客の拡大スピードはこれまでに比べて鈍化すると見る。しかし、潜在需要自体は未だ大きく、最大の武器である「低価格」の威力を鑑みると、今後も成長は続くと考え、印刷通販市場の2012年度から2018年度までの年平均成長率を11.1%と予測する。


【調査概要】
調査期間:2013年6月~9月
調査対象:印刷通販事業者
調査方法:専門研究員による直接面談、電話・e-mail によるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
 マイページ TOP