イプソスは、アジアパシフィック地域(日本を除く)の21歳以下の同居する子供を持つ親(50歳以下)に調査を実施した。調査では、親にとって関心があるのは、「子供の健康」(66%)、子供に価値観を教えること」(66%)、「子供に基本的な教育を受けさせること」(51%)が上位3項目であることがわかりました。

調査対象国(地域):中国、香港、韓国、マレーシア、シンガポール
調査対象者:21歳以下の同居する子供を持つ50歳以下の親 675名

【主な調査結果】

・調査対象国全体で親の関心が高いのは「子供の健康」(66%)、「価値観を教えること」(66%)、「基本的な教育」(51%)
・マレーシアの親の75%がマレーシアは子育てに良い場所であると考えている
・韓国の親は子供が美容整形手術を受けることに寛容。42%が賛成

【調査結果】

親の関心事
アジアパシフィック地域の21歳以下の同居する子供を持つ親(50歳以下)にとって関心があるのは、「子供の健康」(66%)、「子供に価値観を教えること」(66%)、「子供に基本的な教育を受けさせること」(51%)が上位3項目であることがわかった。以下、「良い仕事に就いて経済的に独立すること」(42%)、「社会的な自信を持たせること」(33%)、「学業で優秀であること」(19%)、「幸せな結婚生活を送ること」(18%)、「学業以外の分野で優秀であること」(6%)が後に続いた。
調査対象国の中で韓国だけが異なる傾向を見せた。韓国の親は、子供に基本的な教育を受けさせること(26%)よりも、子供がよい仕事について経済的に独立すること(50%)に関心が高いという結果であった。

母親と父親の意見は同じ?
今回の調査では、中国、香港、シンガポールで母親と父親の考え方が大きく違うことがわかった。
シンガポールでは、「勉強を良くする子供は将来成功する可能性が高い」と考える母親は72%で、そう考える父親(54%)をはるかに上回った。
香港では、56%の父親が「香港は子供を育てるのに良い場所である」と考えているのに対し、そう考えている母親はわずか33%であった。また、父親の45%は「自国の現状を考慮すると、子供は両親の社会的立場を引き継ぐだろう」と考えているが、それに同意する母親は24%に留まった。
この点では中国でも同様の傾向が見られた。父親は72%が「子供は両親の社会的立場を引き継ぐ」と考えているが、それに同意した母親は54%であった。

自分の国は子育てに向いている
子供を育てる場所に関しての質問では、マレーシアの親の意見が際立っており、75%が「マレーシアは子供を育てるのに良い場所である」と回答した。それに対し韓国では「韓国は子供を育てるのに良い場所である」と考えている親はわずか17%であった。

自分の子供に整形手術を受けさせたい
今回の調査対象国全体では、将来子供に整形手術を受けさせたいと考えている親は少なかった。最も消極的だったのはマレーシアで、わずか7%であった。最も積極的だったのは韓国で、42%の親が子供の整形手術に賛成すると回答した。母親のみで見るとその割合はさらに上がる。

結婚する前に自立してほしいと望む親
香港(55%)と中国(65%)では、自分の子供には結婚前に自立した生活をしてほしいと考えている親が多い。

子供の将来が心配
今回の調査対象者の約半数が子供の将来を心配していると回答した。シンガポールでは65%、マレーシアでは72%の親が子供の将来が心配だと回答した。


【調査概要】
調査実施機関:イプソス
実施時期:2013年7月16日~25日
調査手法:Tolunaのシステムを利用したオンライン調査
対象国(地域):中国、香港、韓国、マレーシア、シンガポール
対象者:21歳以下の同居する子供を持つ50歳以下の親 675名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[イプソス]
 マイページ TOP