国内企業の業種別IT投資に関する調査 2013 

2013年10月30日
矢野経済研究所は、国内民間企業のIT投資実態と今後の動向について調査を実施し、業種別(製造業9業種、非製造業10業種)の分析をまとめた。本調査では国内民間企業のIT投資市場規模について、経済産業省および総務省の調査を基に、同社の民間企業等に対するIT投資に関するアンケート調査結果を加味し、国内民間企業のIT投資額ベースで算出。

【調査結果サマリー】

◆2013年度の製造業のIT市場規模は前年度比1.7%減の2 兆6,362億円と予測

2013年度の製造業9業種のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、前年度比1.7%減の2兆6,362億円と予測する。世界的な原油価格の高騰等の影響を受け石油・石油化学業においてIT投資が抑制され前年度比21.8%減となるのを始め、6業種で前年度から減少となるため、前年度を下回ると考える。2014年度は一転、7業種で前年度から増加となり、2014年度の製造業のIT市場規模を前年度比10.8%増の2兆9,215億円と予測する。

◆2013年度の非製造業のIT市場規模は前年度比3.2%増の8兆3,028億円と予測

2013年度の非製造業10業種のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、前年度比3.2%増の8兆3,028億円と予測する。非製造業10業種の中でも特に運輸・倉庫業ではIT投資が拡大しており、2011年度から2014年度まで増加基調となっている。その他業種では、増加する年度の翌年度はほぼ減少する傾向にあり、2014年度の非製造業のIT市場規模を前年度比2.9%減の8兆615億円と予測する。


【調査結果】
調査期間:2013年7月~10月
調査対象:国内の企業、団体、公的機関等
調査方法:民間企業、および公的団体・機関等に対する郵送アンケート、および文献調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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