「業務におけるオンラインストレージの利用状況」に関する調査 

2013年10月29日
スターティアは、2013年7月26日~2013年7月31日にかけて「業務におけるオンラインストレージの利用状況」に関するアンケート調査を実施した。

【調査結果】

個人向けと法人向けの利用はほぼ半数

業務において、個人向けサービスと法人向けサービスのどちらを利用しているかを質問したところ、「個人向け」が48.1%、「法人向け」が51.9%と、ほぼ同等の結果となりました。
また、従業員数別にみてみると、501名以上の企業では法人向けサービスの利用が60%を超えるなど、若干ではありますが、従業員数が増えるほど、法人向けサービスを利用している傾向であることがわかりました。 コンプライアンスを含むセキュリティ意識や運用管理、情報システム専任者の有無が影響を与えている可能性があると思われます。

利用サービスのシェアはDropboxがトップ

次に、個人向けサービスを利用していると回答した方を対象に、どのオンラインストレージサービスを利用しているかを質問しました。結果は「Dropbox」が29.4%と一番多く利用されていることが分かりました。また、「Google Drive」も25.0%と、Dropboxに迫っております。そのほかには、「Yahoo!ボックス」が10.3%、「Microsoft Skydrive」が9.6%と続きます。

サービス選定の重視項目は「価格」がトップ

続いてオンラインストレージを選定する際に重視した項目を調査したところ、1番重視した点は、「価格」で21.9%、2番目は「セキュリティ」13.4%、3番目は11.7%で「機能」という回答になりました。意外にも「容量」や「速度」は上位には入りませんでした。
また、導入目的としては「外出先での業務」は1割弱にとどまり、圧倒的に多かったのは「社内でのファイル共有」で39.9%、続いて「社外でのファイル共有」が16.9%と、「ファイル共有」という使い方が多い傾向がみえました。また、このことからかオンラインストレージの利用によって約8割の方が「業務の効率化」を得られたと回答しております。

個人向けサービスを有料で利用しているのは6割以上


「個人向けサービスを利用している」と回答した方に、有料プランのオンラインストレージを利用しているかについて質問しました。全体で見てみると、60.9%の方が「有料プランを利用している」と回答しました。しかし、従業員別に見てみると、10名以下の企業は、70%が「有料プランを利用していない」という逆の結果となっております。101~300名は88.9%、301~500名では62.5%、1001名以上では73.3%が「有料プランを利用している」と回答しており、有料プランを利用するのは従業員数が多い企業ほど利用する傾向にあることがわかりました。

約6割が個人向けサービスを禁止している実態

「法人向けサービスを利用している」と回答した方に、個人向けサービスを仕事で利用することを禁止させているかを調査したところ、結果は顕著にあらわれました。100名以下の企業では、禁止されていない傾向が強く、1~10名では85.7%、11~30名では57.1%、31~50名では60.0%、51~100名では63.2%の方が「禁止されていない」となっております。いっぽうで101名以上の企業はというと、101~300名では78.9%、301~500名では64.3%、501~1000名は70.6%、1001名以上では76.9%が「禁止れている」と回答しております。従業員数の規模により大きく差が出る結果となりました。


【調査概要】
集計期間: 2013年7月26日~2013年7月31日
調査方法:インターネット調査
調査対象:オンラインストレージを利用している人
調査人数:338名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[スターティア]
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