ビジネススキルと年収に関する調査 

2013年10月29日
ビジネス・ブレークスルー大学大学院(BBT大学院)は、「ビジネススキル」とキャリア構築に向けての「志向性」を診断できる「MBA診断 Age of Breakthrough」回答者の約2,000名の方にアンケート調査を実施。ビジネススキルが高い人の傾向を明らかにするために本結果を集計したところ、ビジネススキルと年収の間には相関関係があることなどがわかった。

【調査トピックス】

●「ビジネススキル診断テスト」年収1000万円以上52.7点、400万円未満は32.2点
●「身近に尊敬できる人がいる」人ほど努力している。努力の量も年収に比例!
●一日の時間配分、「デキル」ビジネスパーソンの4割以上は「仕事とプライベート半々」

【調査結果詳細】

◆ビジネススキルと年収は比例する。「デキル」ビジネスパーソンは努力も惜しまない

年収が高い人ほどビジネススキル診断のスコアも高くなる傾向にあることが示唆されました。特に年収1000万円以上の平均点の52.7点に対し、年収400万円以下の人の平均点は32.3点と、約20点も開いています。このことより、本調査では年収1000万円以上のビジネスパーソンを「デキル」ビジネスパーソンと呼び、日本人の平均給与とされる400万円未満の層と比較します。(参考:「平成24年分民間給与実態統計調査」国税庁)

また、スキルアップのために努力していること(セミナーに出席する、ビジネス書を読む、など)について聞いてみたところ、「特にない」という回答が年収400万未満の人の14.4%を占めたのに対し、1000万円以上では0.5%とほとんどいないという事実が明らかになりました。3個以上のものに取り組んでいる人は、1000万円以上では7割近くいるのに対し、400万円未満では4割以下という結果も出ています。このことより、スキルアップのための努力の量と年収は比例していると考えることができます。

◆「身近に尊敬できる人がいる」ことが、ビジネスパーソンのモチベーションをあげている

スキルアップのための努力を行っている人はどのような人なのか、別の角度からも見るために、ビジネスに対する考え方や価値観などを測る志向性タイプ診断のスコア(機動力の高さを100点満点で数値化)との関係を見てみると、やはり志向性が高いほど、スキルアップのための努力を多く行っていることが明らかとなりました。
志向性のスコアが高い人の特徴をさらに見てみると、スコアが高い人ほど「社内外両方、もしくは社内に尊敬できる人がいる」と「社内」という身近な場所に尊敬できる人がいる人が多いことがわかりました。
この結果より、身近な尊敬できる人の存在がビジネスパーソンのモチベーション向上に寄与しており、それがスキルアップのための努力などの具体的な行動につながっている可能性が示唆されたと言えます。

◆「デキル」ビジネスパーソンは意外とプライベートも大切している!

仕事とプライベートのバランスに関する質問では、「仕事>プライベート」と回答したのは400万円未満では27%と少数なのに対し、1000万以上では45%と半数近くにのぼるという予想通りの結果となりました。ところが、「仕事=プライベート」の回答は、1000万円以上でも42%にのぼり、4割以上が仕事以外の時間も大切にしていると言えます。また、別の設問では平均帰宅時間や平均睡眠時間も、400万円未満の人たちと約1時間程度しか変わらないことも明らかになっています。ビジネスで成果を出し、スキルアップのための努力をしながらプライベートも大切にしているという、限られた時間を有効に使えるビジネスパーソンが「デキル」ビジネスパーソンであると言えるのではないでしょうか。

◆年収1000万以上と400万円未満のビジネスパーソンの数字を徹底比較!

スキルアップのための努力はその量に圧倒的に差がついており、社会人になっても勉強し続けることが大切であることが示唆されているといえます。逆に、帰宅時間や睡眠時間などはそれほど大きな差がつかず、「デキル」ビジネスパーソンはプライベートも大切にしている様子がうかがえます。


【実施概要】
・実施期間(今回の集計対象):2012年9月20日~2013年10月17日までの回答分
・全回答数6,294。集計時有効回答2,065(男性1,611名 女性 454名)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
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