「主婦の買い物と家庭における気持ちと行動の変化」調査 

2013年10月25日
ドゥ・ハウスは全国の20歳以上の既婚女性にWEBアンケートを実施。937名から回答を得た。

2013年4月より食品や公共料金等さまざまな商品・サービスにおいて値上げが行われ、今後も各分野での値上げが相次いでいく可能性があります。4月の値上げから3ヵ月経った7月時点で、家計を預かる主婦の買い物と家庭における気持ちと行動の変化を探りました。

【調査結果】

■約3割が「食品を買うとき」「レジャーに行くとき」の気持ちが変化

2013年4月の値上がり以降、「食品を買うとき」、「調理をするとき」、「旅行・レジャーに行く(検討する)とき」にどの程度変化があったかを示した。「食品を買うとき」と「旅行・レジャーに行く(検討する)とき」について約3割が何らかの変化を感じている。世帯年収別にみると、食品購入時は、特に「500万円以上~600万円未満」の世帯において変化を感じている割合が高い。一方、調理時はこれら2項目と比べて「変化した」が10%ほど低い。店頭に比べて家庭での使用行動の変化が小さいことがうかがえる。

■まとめ買いは約2割。買い控えは約3割

4月の値上がり以前のまとめ買いの有無をみると、「まとめ買いはしなかった」が8割に達し、まとめ買いをしている割合は2割にとどまる結果となった。まとめ買いされていた商品では、「紙・生理衛生類(ティッシュペーパー・トイレットペーパー・紙おむつ等)」が8.4%と最も高く、ついで「食用油(7.4%)」、「小麦粉、てんぷら粉(6.2%)」など保存がきくものが続く。

一方、値上がり以降、買い控えをしている割合は約3割という結果となり、まとめ買いをしている割合よりは約1割高い結果となった。買い控えしている商品は、「衣料品(11.3%)」が最も多く、ついで「菓子・デザート(9.6%)」、「アルコール飲料(6.8%)」等、嗜好品が上位を占めている。

家計のために行っていることを自由記述した結果においては、「特にない」が約半数を占めた。「前からも節約はずっとしている(44歳)」、「特に変わったことはなく、無駄を省くことはいつもしている(59歳)」など、不況やエコによる節約が習慣化しているようだ。今回の値上がりには、これまでの積み重ねの行動で対処できると冷静に捉えられている可能性があり、今後も意識せず節約を行っていくと考えられる。消費者は、価格や商品情報をよく見て価格に見合う商品か吟味しているため、店頭における商品情報の提供が重要になるだろう。

※詳細は、2013年10月発行の『事実新聞 第54号』(季刊発行 発行ドゥ・ハウス)でご覧いただけます。

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[ドゥ・ハウス]
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