上司の本音に関する意識調査 

2013年10月11日
ビジネス・ブレークスルー(BBT)が運営する「リーダーシップ・アクションプログラム」(大前研一監修)は、10 月 16 日の「ボスの日」を目前に、上司の本音に関する意識調査を実施。

「ボスの日」は、上司と部下の関係性を円滑にするためにアメリカで制定された記念日で、上司にプレゼントを贈るなど感謝の気持ちを伝えるための日です。部下から見ると上司は少し距離のある存在にも感じられますが、今回の調査結果では、9 割以上が「部下に助けられていると感じている」という、肩の力が抜けた、人間味を感じさせる上司像が浮かび上がりました。


【調査トピックス】

◆上司の 9 割以上が「部下に助けられている」と回答。「上司としての点数」平均点は 63.9 点
38%の上司が「上司としての自分に自信がない」と回答。さらに 97%が「部下に助けられていることがあると思う」と回答しており、部下と協力しながらチームを運営していきたいという上司の気持ちが垣間見られる結果となりました。

◆「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」65%が「うれしい」と回答
65%が「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」を「うれしい」と回答しています。また、上司が部下に言われてうれしい言葉ベスト 3 は「ありがとう」、「信頼しています」、「一緒に仕事できてよかった」となっています。

◆理想の部下像 「自分の意見をもっていて、素直で前向きでリーダーシップのある人物」
また、理想の部下像には、「自分の意見をもっている」などに並び、「リーダーシップがある」が上位に入るという結果になりました。また、「周囲との関係構築ができる」や「適切な報告ができる」といった項目も上位に入っています。

【調査結果詳細】

◆上司の 9 割以上が「部下に助けられている」と回答。「上司としての点数」平均点は 63.9 点

38%の上司が「上司としての自分に自信がない」と回答。上司としての点数を自己採点でつけて
もらったところ、100 点満点中、平均点が 63.9 点という結果になりました。上司として自信がない理由を探るため、「上司として自分にたりないと思う点」を尋ねたところ、「自分自信がぶれない力」、「チームをひっぱる力」が上位となっており、スキルよりも自分自身の本質について悩みを持っている様子がわかります。
さらに 97%が「部下に助けられていることがあると思う」と回答しており、部下と協力しながらチームを運営していきたいという上司の気持ちが垣間見られる結果となりました。

◆上司の 6 割以上は「誕生日や記念日などに部下から感謝の言葉をかけられるとうれしい」

65%が「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」を「うれしい」と感じています。また、上司が部下に言われてうれしい言葉には「ありがとう」、「信頼しています」、「一緒に仕事ができてよかった」など感覚的に好意を示す言葉が上位にランクインしていることがわかりました。さらに、別の設問では、「ほめられるなら、スキルよりも人物像や人間性がいい」と 8 割が回答しており、上司にとして、スキルより人間力を重視している様子も明らかとなりました。

また、部下に言われてうれしい言葉上位 10 位の中には、「(部下が)自分の成長を感じる」、「会社・仕事が面白い」などの部下の仕事の充実がわかる表現や、「私に任せてください」などといった部下の成長が感じられる表現もランクインしており、部下の成長や喜びを自分の喜びとして感じている上司像も見えてきます。

◆理想の部下像 「自分の意見をもっていて、素直で前向きでリーダーシップのある人物」

さらに理想の部下像を聞いてみると、「自分の意見を持っている」、「報告・相談が適切」などよく目にする回答に並んで「リーダーシップがある・後輩育成ができる」が 5 位にランクインしており、部下にもリーダーシップが求められていることがわかります。
「部下にされてうれしいこと」ベスト 5 には、「仕事で自分の考えを提案される」と並んで、「仕事で頼りにされる」、「仕事の悩みを相談される」なども上位ランクイン。自分なりの意見を持ち適切なリーダーシップを発揮できる一方で、上司とうまく協力して仕事を進めていける部下像が浮かび上がってきます。


【調査概要】
・調査期間:2013 年 9 月 17 日~9 月 27 日
・調査対象:部下を持つ男女 164 名(男性 155 名 女性 9 名)
・調査手法:インターネット調査

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