ホームファッション市場に関する調査 2013 

2013年10月09日
矢野経済研究所は、国内のホームファッション市場の調査を実施した。本調査におけるホームファッション市場とは、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウェア・ホームウェア」「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「ホームライティング」「キッチン・テーブルウェア」の7 分野を対象とする。主に一般家庭用を対象とするが、「ホームファニチュア」「キッチン・テーブルウェア」には一部法人需要が含まれる。

【調査結果サマリー】

◆2013年のホームファッション小売市場規模は前年比101.8%の3兆1,459億円と予測、大型小売チェーンの低価格品に加え、本物志向により高価格品の需要が戻る

ホームファション小売市場は、新設住宅着工戸数と連動して推移する傾向が強い。2011年から2012年にかけて新設住宅着工戸数が増加していること、また消費者の本物志向の高まりから高価格品の売れ行きが好調となり、長期的なマイナストレンドから転じて、2011年、2012年と2年連続でプラスに推移した。2013年は大型小売チェーンなどの低価格品が好調なことに加え、家具専門店を中心とした高価格品の売上が伸び、引き続き市場は拡大と予測する。

◆消費者志向の多様化・複雑化によって販路の多様化が進む一方、選別も強まる 

ホームファッション市場を販路別にみると、ファッションビルや大型商業施設を中心に出店するショップが勢力を拡大している。また、消費者志向の多様化・複雑化により、ネット通販やアウトレットショップなど新たな販路を模索する取り組みも進む。一方で、百貨店などの従来販路は、適正な売上規模への見直しを図るなどして収益性重視にシフトしている。


【調査概要】
調査期間:2013年7月~9月
調査対象:ホームファッション業界に携わるメーカー、卸、小売業者
調査方法:当社専門研究員による面談ヒアリング、電話取材、文献調査を併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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