オトナの実感調査(理系と文系の損得) 

2013年10月08日
タカラトミーアーツは、40代という社会の中堅をなす働き盛りであり、家庭では子どもの進路を真剣に考えることも多いオトナなこの世代を対象に、「理系」と「文系」のイメージを調査(有効回答数2,410人)。

【調査結果】

「理系」は「就職に有利」というイメージ。

学生の進路指導の際に用いられることが多い「理系/文系」という分類ですが、明確な枠組みがないため、本調査ではまずはそれぞれのイメージに近いものの抽出を行いました(複数回答)。
結果、「理系」は「計算が早い/2182人」「論理的/1887人」「知識が豊富/1344人」「就職に有利/1235人」「確信的/1024人」(表記「イメージ/選択した人数」)と言ったものが上位を占め、「文系」では「文章がうまい/2092人」「知識が豊富/1320人」「思慮深い/1072人」「感覚的/1005人」「芸術的/994人」と言ったイメージが上位を占めました。
「理系」「文系」ともに「計算がはやい」「文章がうまい」というスキルや「論理的」「感覚的」と言った性格的なものが挙げられている中で、「理系」のみ、そのイメージとして「就職に有利」というメリットが上位に登場しているのが特徴的な結果となっております。

いまどきのオトナは、学生時代に戻れたら「理系」を選ぶ。

もし学生に戻れたら「理系/文系」のいずれを選ぶのかを尋ねたところ、65%の人が「理系」を選択、35%が「文系」を選択しています。。
選択理由を尋ねると、「文系」では「文章を書くのが好きだから」「本を読むことが好きだから」など興味関心を挙げるコメントとともに「理系のセンスがない」「数学が苦手」など、消去法で「文系」を選択する方が散見されました。これに対して「理系」では、「医者になりたかったから」「専門的なことを学べるので」「専門職につくのに有利だから」など専門性を高められるメリットや、「就職に有利」「再就職に有利そうだから」「理系を卒業して、就職に有利だったから」などのコメントが寄せられています。

いま必要なスキルは「計算力」、あれば収入も上がると半数が回答。

「理系」のイメージで上位にある「計算が早い」に関連し「計算能力は現在必要なスキルか」を尋ねたところ「必要だと思う」「やや必要だと思う」とする人が8割を超え、「不要(1%)」「やや不要(3%)」を大幅に上回る回答を得ました。また、「計算能力があれば仕事の成績、収入が上がる」と考える人が半数を占め「思わない(7%)」「やや思わない(6%)を大きく上回る結果でした。

本調査は、「理系/文系」のいずれが社会的成功につながるかを調査したものではありません。しかしながら、社会の中堅を担う世代が、その実感として、「理系」が社会的成功に有利と考え、「理系」の主要イメージである「計算力」が高ければ「仕事の成績、収入が上がる」と考える方が多いことがわかりました。


【調査概要】
調査目的:「理系/文系」に対するオトナの意見。
調査地域:全国
対象者条件:40代男女
調査手法:インターネット調査(自社グループ調査MSS)
実査期間:2013 年9 月13日(金)~9 月19 日(木)
サンプル数:2,410 人

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リンク先リサーチPDF
[タカラトミーアーツ]
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