中高生の日常生活と勉強に関する調査 

2013年10月08日
英会話のGabaでは、中高生の日常や勉強観を探るため、全国の中高生に対し、「中高生の日常生活と勉強に関する調査」を実施。

【調査結果サマリー】

《中高生の日常生活》
・中高生が日頃の生活で大切にしていること

最も大切にしていることに男女差 男子では「友だち」、女子では「自分一人の時間」がトップ

・中高生のモバイル端末所有状況
ケータイ所有の中高生4人に3人がスマートフォンを所有、所有率最多は高校1年生で86.8%

・中高生のコミュニケーション方法
母親とコミュニケーションをとっている中高生の4人に1人が母親と「LINE」
友だちとのコミュニケーション方法 「LINE」が「ケータイ・スマホの通話・メール」を上回る

・中高生のコミュニケーション時間
中高生の両親との1日のコミュニケーション平均時間 父親とは39分、母親とは1時間31分
恋愛重視タイプの中高生は周囲とのコミュニケーションが活発

《中高生の勉強事情》
・中高生の教科観

中高生の好きな教科 1位「体育」、2位「音楽」、3位「理科」
中高生にとって英語は“社会に出てから役に立つと思う教科”

・中高生の語学関連の考え・気持ち

“小学校の教科に“英語”があって欲しかった” 中高生の57.1%が同意
“社内公用語は怖くない”4人に1人

・中高生の勉強の悩み
中高生の9割が日頃の勉強に悩みあり
勉強における悩み 1位“やる気が出ない”が8割、“勉強についていけない”は4人に1人

【調査結果詳細】

《中高生の日常生活》
中高生が日頃の生活で大切にしていること


◆中高生が最も大切にしていること 1位「友だち」32.1%、「家族」を上回る
◆最も大切にしていることに男女差 男子では「友だち」、女子では「自分一人の時間」がトップ

中高生は、日常生活において何を大切にしているのでしょうか。 全国の中高生1,000名(全回答者)に、日頃の生活で最も大切にしていることを聞いたところ、最も多かったのは「友だち」で32.1%と3人に1人の割合となり、「家族」27.2%、「自分一人の時間」25.9%が次いで多くなりました。
男女学年別にみると、男子では、学年が進むにつれ「友だち」を最も大切とする割合が高まる傾向がみられ、中学生27.2%、高校1年生37.6%、高校2年生36.0%、高校3年生43.2%となりました。それとは逆に、学年が進むにつれ回答率が低くなったのは「家族」で、中学生36.0%、高校1年生28.0%、高校2年生22.4%、高校3年生18.4%と、高校3年生では中学生の半分程度の割合でした。一方、女子で特徴的だったのは、「自分一人の時間」を最も大切にしている割合が男性より高いことで、高校1年生では39.2%、高校2年生では32.8%と、いずれも「家族」や「友だち」よりも高くなりました。

中高生のモバイル端末所有状況

◆ケータイ所有の中高生4人に3人がスマートフォンを所有、所有率最多は高校1年生で86.8%
◆タブレットの所有率は1割半、“持ちたい”は半数近く

全回答者(1,000名)(※)に、携帯電話(ガラケー)とスマートフォンの所有状況を聞いたところ、《携帯電話(ガラケー)》の所有率は38.3%、《スマートフォン》では75.6%となり、ケータイを所有している中高生の4人に3人がスマートフォンを所有していることがわかりました。スマートフォンの所有率を学年別にみると、中学生で77.6%、高校1年生で86.8%、高校2年生で73.2%、高校3年生で64.8%となり、高校生では1年生が最も高く、学年が上がるにつれて低くなりました。

また、その他のモバイル端末についても所有状況を聞いたところ、《タブレット》の所有率は15.2%、《電子書籍リーダー》は3.7%でした。タブレットについては、所有率は1割半でしたが、46.6%は持ちたいと思っていることがわかりました。

※本調査は、モバイルリサーチモニターに対して行っており、携帯電話(ガラケー)かスマートフォンのどちらかを持っている中高生が対象となっています。

中高生のメディア接触時間

◆男子中高生が“ケータイ・スマホでのゲーム”に割く時間1日平均2時間7分
◆女子中高生のインターネット利用時間1日平均3時間4分
◆中高生の1日の接触平均時間 “インターネット”が“テレビ”を36分上回る
◆“ケータイ・スマホでのゲーム”は中学生がピーク!?

全回答者(1,000名)に、1日のうちでインターネット利用やケータイ・スマホでのゲーム、テレビ視聴にどのくらい時間を割くことが多いか聞いたところ、1日の平均時間は、《インターネットの利用》が164分(2時間44分)、《ケータイ・スマホでのゲーム》が105分(1時間45分)、《テレビ視聴》が128分(2時間8分)となりました。
これらを男女別にみると、《インターネットの利用》に割いている1日の平均時間は、女子が184分(3時間4分)で男子と比べ41分長くなりましたが、《ケータイ・スマホでのゲーム》では男子が127分(2時間7分)で女子より44分長くなりました。 また、学年別に《ケータイ・スマホでのゲーム》の1日の平均時間をみると、中学生が最も長く125分(2時間5分)と2時間を超え、学年が進むにつれ短くなり、高校1年生で107分(1時間47分)、高校2年生・3年生では90分台(1時間30分台)になりました。

中高生のコミュニケーション方法

◆母親とコミュニケーションをとっている中高生の4人に1人が母親と「LINE」
◆友だちとのコミュニケーション方法 「LINE」が「ケータイ・スマホの通話・メール」を上回る
◆学校の先生ともLINE!? 学校の先生とのコミュニケーションで5%が「LINE」を利用

中高生のスマートフォン所有率が高いことがわかりましたが、家族や友だちなど周囲の人とのコミュニケーションにはどの程度使われているのでしょうか。それぞれの相手とコミュニケーションをとっているとした中高生に周囲の人とのコミュニケーション方法を聞きました。

まず、親とのコミュニケーション方法をみると、「直接会話」(対父親85.5%、対母親91.6%)や「ケータイ・スマホでの通話・メール」(対父親54.7%、対母親68.7%)が主な方法となっているようです。それらに続いたのは「LINE」(対父親15.6%、対母親23.7%)で、母親とコミュニケーションをとっている中高生の4人に1人が、母親とLINEをしている結果となりました。

次に、友だちや異性(友だち以外の)とのコミュニケーション方法をみると、「LINE」(対友だち79.8%、対異性62.3%)が主な方法の1つとなっているようで、「直接会話」(対友だち87.9%、対異性71.9%)に次いで高く、「ケータイ・スマホでの通話・メール」(対友だち71.5%、対異性41.8%)よりも多くの中高生に利用されている方法となりました。また、「Twitter・ダイレクトメッセージ」(対友だち24.5%、対異性13.3%)や「Skype」(対友だち15.1%、対異性5.9%)、「Facebook・メッセージ」(対友だち7.7%、対異性3.9%)を利用しているとの回答もみられました。

さらに、学校の先生とのコミュニケーション方法についてみると、「直接会話」(94.4%)が主な方法となっていますが、「ケータイ・スマホでの通話・メール」(18.9%)や「LINE」(4.9%)との回答もみられ、多くはないものの、これらを使って学校の先生とコミュニケーションをとっている中高生がいることがわかりました。

中高生のコミュニケーション時間

◆中高生の両親との1日のコミュニケーション平均時間 父親とは39分、母親とは1時間31分
◆恋愛重視タイプの中高生は周囲とのコミュニケーションが活発

続いて、全回答者(1,000名)に、周囲の人とのコミュニケーションに1日でどのくらいの時間を割くことが多いか聞いたところ、平均時間は、《お父さんとのコミュニケーション》では39分、《お母さんとのコミュニケーション》ではその2倍以上の91分(1時間31分)、《友だちとのコミュニケーション》ではさらにその2倍以上の187分(3時間7分)となりました。男女別にみると、いずれの相手においても男子よりも女子のほうが平均時間は長くなり、特に、《母親とのコミュニケーション》では40分以上、《友だちとのコミュニケーション》では20分以上男子より長くなりました。
また、学年別に平均時間をみていくと、親とのコミュニケーションに割く時間は学年が進むほど短く、《父親とのコミュニケーション》では中学生は52分、高校1年生以上では30分台になり、《母親とのコミュニケーション》では中学生が117分(1時間57分)、高校生は80分~90分程度(1年生89分、2年生82分、3年生79分)になりました。さらに、生活の重視項目タイプ別に平均時間をみると、《異性とのコミュニケーション》では恋愛重視タイプが164分(2時間44分)と際立って長くなりました。恋愛重視タイプは《友だちとのコミュニケーション》でも他のタイプの中高生よりも平均時間は長く、237分(3時間57分)でした。

《中高生の勉強事情》
中高生の教科観


◆中高生の好きな教科 1位「体育」、2位「音楽」、3位「理科」
◆中高生が嫌いな教科のトップ3は主要3教科
◆中高生にとって英語は“社会に出てから役に立つと思う教科”

中高生の語学関連の考え・気持ち

◆“小学校の教科に“英語”があって欲しかった” 中高生の57.1%が同意
◆“海外留学したい”3割、“海外大学に進学したい”1割
◆“社内公用語は怖くない”4人に1人

中高生の勉強の悩み

◆中高生の9割が日頃の勉強に悩みあり
◆勉強における悩み 1位“やる気が出ない”が8割、“勉強についていけない”は4人に1人


【調査概要】
・調査タイトル:中高生の日常生活と勉強に関する調査
・調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする全国の中高生男女
・調査期間:2013年9月4日~9月9日
・調査方法:モバイルリサーチ
・調査地域:全国
・有効回答数:合計1,000名(有効回答から各性・学年が均等になるように抽出)
(中学生:男女各125名/高校1年生:男女各125名/高校2年生:男女各125名/高校3年生:男女各125名)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Gaba]
 マイページ TOP