家庭の「節電意識」や「節電対策」についての調査 

2013年09月04日
アサヒグループホールディングスの青山ハッピー研究所は、生活の中のちょっとしたことや、旬な話題をタイムリーに調査する「毎週アンケート」において、家庭の「節電意識」や「節電対策」について調査を実施した。

【調査サマリー】

・半数以上が「今夏は節電できなかった」と回答-電力不足に陥った昨年とは一転
・猛暑で「節電よりも熱中症予防を優先」-特に高齢者・子どもを抱えるご家庭で
・身近な対策は家電のつけっぱなし「オフ」-テレビや照明、エアコン、温水便座など
・「かき氷」「保冷剤」「洗濯物で簾に」など、趣向を凝らした節電対策も
・9割近くが「節約生活を心がける」と回答-将来不安や地球環境保全から意識高まる
・「節約を強く意識」は年々減少-意識せずにできる習慣・定着化のステップへ
・半数近くが「節約は楽しい」と回答-「毎日キャンプ」と少し考え方を変えるだけで

【調査結果】

■半数以上が「今夏は節電できなかった」と回答-電力不足に陥った昨年とは一転

今夏の節電対策は成功した?
「大成功した」と回答した人は3.3%。「まずまず成功した」という声も36.7%を数え、全体の4割の人びとが「夏の節電」にまずまずの手応えを感じていることが明らかとなりました。その一方、「思ったよりも節電できなかった」「全く節電できなかった」という声は51.6%を数えました。ちなみに昨年同時期に実施した同調査では、電力会社の節電呼びかけもあって「節電成功派」が53.1%を占めたものの、今夏は失敗派が成功派を上回り、大幅に「節電できなかった人びと」が急増する結果となりました。

■猛暑で「節電よりも熱中症予防を優先」-特に高齢者・子どもを抱えるご家庭で

では、なぜ節電対策が上手くいかなかったのでしょうか。次にその具体的な理由を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「熱中症が心配だったため」(58.6%)でした。ちなみに「熱中症が心配だったため」(2012年=37.5%、2013年=58.6%)という声は、昨年の同調査よりも21.1ポイントもアップし、「熱中症に怯えた夏」であったことを改めて実感させられます。

<「節電できなかった」「節電を考えていない」理由は?>
1 熱中症が心配だったため 58.6%
2 レジャーや外出の頻度が少なく家にいることが多かったため 24.3%
3 以前から節電対策をしているため、特に大幅な変化はない 17.6%
4 高齢者がいるため 14.0%
5 体調を崩し、節電する余裕がなかった 11.3%
6 小さい子どもがいるため 10.7%
7 自分の意志の弱さから 8.3%
8 家族の協力が得られなかったため 8.0%
9 電力会社の電力供給量が十分と判断したため 6.1%
10 生活リズムが変わったため 4.7%

■身近な対策は家電のつけっぱなし「オフ」-テレビや照明、エアコン、温水便座など

では、皆さんのご家庭では具体的にどのような「節電対策」を実践しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消している」(49.9%)でした。5位にも「温水洗浄便座の電源をオフにしている」(32.1%)が挙げられ、見逃しがちな無駄な家庭電化製品の「オフ」を心がけ、節電対策に注意を払ったという声が多数寄せられました。

<実践している「今夏の節電対策」は?>
1 部屋の照明やテレビをこまめに消している 49.9%
2 エアコンの設定温度を季節によってコントロールしている 46.3%
3 日差しが強い日はカーテンを閉めて冷房効率を上げている 35.2%
4 主に電力消費量の少ない扇風機を使っている 34.2%
5 温水洗浄便座の電源をオフにしている 32.1%
6 季節に合った服装で、なるべくエアコンは利用しない 30.2%
7 冷蔵庫の温度調整を「弱」にしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている 26.8%
8 エアコンのフィルターの掃除をまめに行っている 25.3%
9 ひんやり首巻き、枕・マットなど冷感グッズを使っている 24.7%
10 なるべく一つの部屋で家族一緒に過ごすようにしている 24.5%


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:2,649人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2013年8月28日~9月3日

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[青山ハッピー研究所]
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