2013年デジタルライフスタイル調査【オンラインの安全性に対する懸念】 

2013年09月24日
エフセキュアの調査では、オンラインショッピング、オンラインバンキング、ネットサーフィンの安全性への懸念について報告され、ヨーロッパよりもアメリカやアジアにおいて、懸念の度合いが高くなっていることがわかりました。

全世界で10人に1人以上の割合でオンライン詐欺による金銭的被害を経験していることがエフセキュアの最近の調査で明らかになりました。この調査では、ユーザのオンラインの安全性に対する懸念が浮き彫りになっています。* また、同調査では、デスクトップおよびノートパソコンが、オンラインに接続するにあたって最も危険なデバイスであると考えられていることがわかりました。

オンライン詐欺による金銭的被害を経験している人の割合は、ヨーロッパで12%であるのに対し、ヨーロッパ以外では17%となっています。ヨーロッパで最も高いのは英国の17%で、ヨーロッパ以外では、米国およびマレーシアが最も高く、両国とも20%となっています。

オンライン詐欺の報告件数の少なさが、ヨーロッパにおけるオンラインの安全性や詐欺の危険性に対する懸念がブラジル、アメリカ、マレーシアなどの国々よりも低い理由だと考えられます。ヨーロッパでは、68%の人々がオンライン ショッピング時の詐欺の被害について、61%の人々がオンライン バンキング時の詐欺の被害について懸念を示しています。しかし、他の調査対象国における割合は、それぞれ87%と84%となっています。

モバイルデバイスやタブレットの使用時よりも、パソコン使用時におけるオンラインの安全性に懸念を示す人が多くなっています。全世界の69%のユーザが、ネットサーフィン、ショッピング、電子書籍の閲覧、メール、ゲームなどでデスクトップやノートパソコンを日常的に使用する際の安全性に懸念を示しています。モバイル デバイス使用時について懸念を示す人の割合は54%で、タブレットに関してはわずか43%です。

オンライン接続に使用するデバイスの種類に関する質問では、Windowsのデスクトップやノートパソコンが89%、Androidスマートフォンが39%、iPhoneが24%、Androidタブレットが22%、iPadsが20%、Appleのパソコンが16%、Windowsスマートフォンが16%という割合です。

回答者は最新のソフトウェアを使用することの重要性を十分に理解しており、77%が、ソフトウェアをアップデートしなければセキュリティに脆弱性が生まれる可能性があることを認識していると回答しています。正規のソフトウェアアップデートを適用していると回答したのは、パソコンでは86%、モバイルでは59%でした。

※エフセキュアの2013年デジタルライフスタイル調査は、15カ国(ドイツ、イタリア、フランス、英国、オランダ、ベルギー、スウェーデン、フィンランド、ポーランド、アメリカ合衆国、ブラジル、チリ、コロンビア、オーストラリアおよびマレーシア)で20~60歳のブロードバンド加入者6,000人を対象にWebインタビューを実施しました。同調査はGfKによって、2013年4月に実施されました。

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[エフセキュア]
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