「SNSとコミュニケーション」についての調査 

2013年09月24日
日本リサーチセンターは、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS)を、毎月定期的に実施している。このたび「SNSとコミュニケーション」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施。

【調査結果】

■この1ヶ月間のコミュニケーション形態は?

・この1ヶ月の利用率は、「固定電話による通話」が76%で最も多く、次いで「郵便の手紙・はがき」が65%、「携帯・PHSによる通話」が63%と多い。

・「携帯・スマートフォン」では、「携帯電話・PHSによる通話」が63%で最も多く、「スマートフォンによる通話」は39%。両者いずれかの通話利用率は88%となる。同様に「携帯電話・PHSを使った電子メール」は41%、「スマートフォンを使った電子メール」は35%で両者いずれかのメール利用率は65%である。

・「パソコン」では、「電子メール」が34%で最も多い。

・「タブレット」は、すべて5%以下。


■通話方法は?

・通話のツールについてみると、全体では「固定電話」が76%と多く、次いで「携帯・PHS」63%、「スマートフォン」39%の順。(携帯・PHSとスマートフォンのモバイル計では88%)

・「固定電話」は、20代は5割前後だが、40代以上は8割を超えている。

・「携帯電話・PHS」は、50代と60代が8割前後と最も多く、20代以下は4割以下と少ない。

・「スマートフォン」は年代差が大きく、20代以下は8割近いが、60代以上は1割にも満たない。

・「携帯・スマホでインターネット回線を使った無料通話」「パソコンでインターネット回線を使った無料通話」は、またそれほど多くないものの若年層ほど利用率が高い。

・20代以下は「スマートフォン」、30代は「固定電話」と「スマートフォン」と「携帯・PHS」、40代以上では「固定電話」が多い。


■電子メールは?

・電子メールについてみると、全体では「携帯・PHS」が41%、「スマートフォン」は35%、「パソコン」は34%と拮抗している。

・「携帯電話・PHS」は、40代・50代が5割以上と多い。

・「スマートフォン」は、20代が74%で最も多い。また年代差が大きく30代以下では多いが、60代以上は1割以下である。

・「パソコン」は、40代が50%で最も多い。

・「タブレット」での電子メールはいずれの年齢も1割未満と多くない。

・30代以下は「スマートフォン」、40代は「携帯・PHS」と「パソコン」、50代以上では「携帯・PHS」が多い。


■SNSは?

・SNSについてみると、全体では「携帯・スマホ」19%が「パソコン」11%より多い。

・「携帯・スマホ」は、20代が47%と最も多いが、「パソコン」は20代と30代が2割前後と最も多い。

・50代以上は、いずれの機器でみても1割未満と低い。


■利用しているWEBサービスは?

・「よく」または「時々」利用している比率をみると、以下のWEBサービスの中では「YouTube」が43%で最も多い。

・次いで、「LINE」 「価格.com」 「Facebook」が多く、20%を超える。


■SNSの利用サービスは?

・SNSで「よく」+「時々」利用しているサービスをみると、全体では「LINE」が28%と、「Facebook」21%、「Twitter」13%、「mixi」11%を上回っている。

・「Facebook」は、20代が46%で最も多い。「Twitter」「LINE」は、10代が最も多く、年代が上がるほど少なくなる。

・60代以上は、いずれも10%以下と少ない。


■動画投稿サイトの利用サービスは?

・動画投稿サイトの利用率についてみると、全体では「YouTube」が43%と、「ニコニコ動画」13%を上回っている。

・「ニコニコ動画」「YouTube」ともに、15~19才が最も多く、年代が上がると利用率は低くなる。


■WEBサービスの利用目的は?

・「Facebook」「LINE」は、「友人や知人とのコミュニケーション」が74%、92%で最も多く、 「Twitter」は、「知りたい情報の収集や検索のため」が43%で最も多い。

・「ニコニコ動画」は、「ゲームや暇つぶしのため」が48%で最も多く、「YouTube」は、「知りたい情報の収集や検索のため」が57%で最も多い。



【調査概要】
・調査対象:全国47都道府県の15~79歳までの男女個人
・有効回収数:1200人(サンプル)
  ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
・抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイによる毎月調査) 調査員による個別訪問留置調査
・調査実施期間:2013/5/8~2013/5/20

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本リサーチセンター]
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