統計からみた我が国の高齢者(65歳以上) 

2013年09月15日
総務省統計局では、「敬老の日」(9月16日)を迎えるに当たって、統計からみた我が国の高齢者のすがたについて取りまとめました。

Ⅰ.高齢者の人口 (人口推計)
 ・高齢者人口は3186万人で過去最多
  総人口に占める割合は25.0%で過去最高となり、4人に1人が高齢者

Ⅱ.高齢者の人口移動 (住民基本台帳人口移動報告)
 ・福島県及び宮城県の転出超過数は前年に比べて大幅な減少

Ⅲ.高齢者の就業 (労働力調査、就業構造基本調査)
 ・高齢者の就業者数は、595万人で過去最多
  総就業者数に占める高齢者の割合は、9.5%で過去最高
 ・高齢者の有業率は、男女共に長野県が最も高い
 ・高齢者の就業希望者比率は、この5年間で多くの都府県で上昇
 ・高齢者が支える「農業、林業」。農業、林業従業者の45%を占める
 ・高齢雇用者に占める「非正規の職員・従業員」の割合は約7割

Ⅳ.東日本大震災の高齢者の仕事への影響 (就業構造基本調査)
 ・震災により離職した高齢者の5割以上が現在被災3県在住者
 ・震災による高齢避難者の8割以上が現在被災3県在住者
  震災による高齢避難者のうち、震災の直接の被害により離職した者の約8割は現在無業者

Ⅴ.高齢者の家計、暮らし (家計調査、家計消費状況調査)
 ・交際費、保健医療への支出割合が高い高齢者世帯
 ・活動的な60歳代、より健康に気を配る70歳以上
 ・お祝いが増える「敬老の日」
 ・インターネットを利用した支出が年々増加

高齢者人口は3186万人で過去最多
総人口に占める割合は25.0%で過去最高となり、4人に1人が高齢者

 65歳以上の高齢者人口は3186万人(平成25年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は25.0%となり、人口、割合共に過去最高となりました。前年(3074万人、24.1%)と比べると、112万人、0.9ポイント増と大きく増加しており、これはいわゆる「団塊の世代」(昭和22年~24年の第一次ベビーブーム期に出生した世代)のうち、昭和23年生まれが、新たに65歳に達したことによるものと考えられます。

 男女別にみると、男性は1369万人(男性人口の22.1%)、女性は1818万人(女性人口の27.8%)と、女性が男性より449万人多くなっています。
 年齢階級別にみると、70歳以上人口は2317万人(総人口の18.2%)で、前年と比べ61万人、0.5ポイント増、75歳以上人口は1560万人(同12.3%)で、43万人、0.4ポイント増、80歳以上人口は930万人(同7.3%)で、38万人、0.3ポイント増となっています。

 高齢者人口の総人口に占める割合は、昭和60年に10%を超え、20年後の平成17年には20%を超え、その8年後の25年に25.0%となり、初めて4人に1人が高齢者となりました。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、平成47年には33.4%となり、3人に1人が高齢者になると見込まれています。

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[総務省統計局]
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