「ミドルメディア」のアクセス動向調査 

2013年09月17日
インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは、インターネット上にある膨大な情報をまとめる、あるいはマスメディアとインターネットのブログや掲示板のような個人メディアの中間に位置づけられるメディアとして存在感を増している「ミドルメディア」について、PCインターネットでのアクセス動向を取りまとめました。

【調査結果のポイント】
以下、「ミドルメディア」を3つのカテゴリーに分類したうえで結果を見ていく。

1) “NAVERまとめ”など、集合知の手法を基にユーザーが参加して情報を収集する「まとめ系」
2) “J-CASTニュース”など、編集者が主観的に価値があると判断した情報を紹介する「自社編集系」
3) “ハフィントンポスト”など、各分野の専門家・有識者が個人として意見を寄稿する「オピニオン系」

●2013年7月度の各カテゴリーの推定訪問者数をみると、「まとめ系」は1,250万人を示し、「自社編集系」(462万人)、「オピニオン系」(460万人)にくらべ浸透していることがわかる。時系列でみると、「自社編集系」は安定して500万人前後で推移しているが、「まとめ系」「オピニオン系」はともに前年同月(2012年7月)から400万人程度訪問者が増加しており、規模の拡大が如実に見受けられる。なお、「まとめ系」については主に“NAVERまとめ”の伸長、「オピニオン系」は主に“Yahoo! ニュース-個人”の開始・パイの拡大が、それぞれのカテゴリーの訪問者増を牽引する要因になっていることを追記しておく。

●2013年7月度の各カテゴリー訪問者の性年齢別構成をみると、「自社編集系」「オピニオン系」で男性のシェアが高い傾向にあり、ともに男性35歳以上で訪問者の過半数を占めるに至る。

●また、ミドルメディア各カテゴリー訪問者はどのようなサイトを重複して閲覧しているのか、各カテゴリー訪問者の含有率(シェア)を集計すると、「まとめ系」訪問者は2ちゃんねる関連サイト、「自社編集系」訪問者はIT系ニュースサイト、「オピニオン系」訪問者は新聞・雑誌系サイトで、それぞれ含有率が高くなっており、各カテゴリーの特徴・性質が窺い知れる結果となった。

注)数値はすべて、自宅内PCインターネットユーザーの推定値

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチインタラクティブ]
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